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DONEゆばかんエピローグ(長かったなおい陽の当たる場所(完) 垂れたローションや体液を、ふたりの下でぐしゃぐしゃになったバスタオルで拭い取ると、それをベッドの脇のランドリーボックスに放り込む弓場の傍らで、やや気だるい身ながらごみ箱に口を縛ったコンドームを捨てながら神田は尋ねた。
「弓場さんのスキン、コレでいいんですか」
「何でェ、そいつじゃ不満か」
「そうじゃなくて、あんまり薄くないじゃないですか。ナマに近いのはこっちのほうでしょ。試しにそっちでマスかいてみましたけど、やっぱ違うって気がして」
銀の箔押しの入った黒いボックスのパッケージの避妊具は弓場が装着したもので、神田がつけていたものとは素材も厚さも違う。挿入することもなく、吐精で汚さないようにと神田に弓場が使わせているものは、薄さが売りのポリウレタンだが、そちらは新素材で柔らかく受け入れる側には優しいが、その代わりラテックスやポリウレタンに比べると厚みがある。
4903「弓場さんのスキン、コレでいいんですか」
「何でェ、そいつじゃ不満か」
「そうじゃなくて、あんまり薄くないじゃないですか。ナマに近いのはこっちのほうでしょ。試しにそっちでマスかいてみましたけど、やっぱ違うって気がして」
銀の箔押しの入った黒いボックスのパッケージの避妊具は弓場が装着したもので、神田がつけていたものとは素材も厚さも違う。挿入することもなく、吐精で汚さないようにと神田に弓場が使わせているものは、薄さが売りのポリウレタンだが、そちらは新素材で柔らかく受け入れる側には優しいが、その代わりラテックスやポリウレタンに比べると厚みがある。