まみおん
DONE愁遼の始まりのお話。お互いが友達としてではない「特別な存在」として意識するきっかけを書きたかった。(ツルネ2期二次創作)君への、一歩 先日、藤原愁に『週末、沙絵のためにテーマパークへ行こう』と誘われた山之内遼平は、待ち合わせ場所のパーク最寄駅に着いた。
改札を抜け駅の外に出ると、目の前の空間はすでにパークのキャラクター達で溢れていてとてもカラフルだった。少し浮き足立つ気持ちを抑えつつ、キャラクターの中に紛れているであろう人物を探し始めた。
右から左に向かってぐるりと目を巡らせると、何個目かのバス停の庇の端に、その姿はあった。
「愁くーん!」
「やあ」
文庫本を閉じ右手を上げた愁の姿に、遼平は目を丸くした。
「アレ⁈」
愁だけ、だったからだ。
「沙絵ちゃんは?」
丸くした目のまま聞くと
「今日は沙絵は来ないよ」
どうして?という顔をされた。
1283改札を抜け駅の外に出ると、目の前の空間はすでにパークのキャラクター達で溢れていてとてもカラフルだった。少し浮き足立つ気持ちを抑えつつ、キャラクターの中に紛れているであろう人物を探し始めた。
右から左に向かってぐるりと目を巡らせると、何個目かのバス停の庇の端に、その姿はあった。
「愁くーん!」
「やあ」
文庫本を閉じ右手を上げた愁の姿に、遼平は目を丸くした。
「アレ⁈」
愁だけ、だったからだ。
「沙絵ちゃんは?」
丸くした目のまま聞くと
「今日は沙絵は来ないよ」
どうして?という顔をされた。
ちりもち
MOURNING愁←遼で遼平視点アニメ2期の7話〜8話のこじ付け。
アニメしか見てないのでおかしいところがあるかもしれません。
恋に落ちても君と友達でいたい ベッドに置いていた携帯がピロンと鳴る。さっきまで風呂に入っていた俺は濡れた髪をタオルで拭いていた手を止めて携帯を手に取った。
『こちらこそありがとう。またいつでも遊びにおいで』
了解、というスタンプと一緒に送られてきた返信を見て無性に嬉しくなる。
今日は藤原宅へお邪魔して愁くんと沙絵ちゃんとたまに東条さんも参加して一緒にゲームをしていた。沙絵ちゃんはあまりゲームをすることに馴染みがないらしい。トランプとかUNOとか、そういう皆が知っているようなゲームもなんとなく知ってはいるけれど遊んだ経験が少ないとのことで、今回皆んなで遊んでみようということになった。
思いの外白熱して熱中してしまって、楽しい時間は一瞬で終わった。俺は日が暮れる前にお暇し、心配だから帰り着いたら連絡して、という愁くんの言葉に喜んで返事をした。
4823『こちらこそありがとう。またいつでも遊びにおいで』
了解、というスタンプと一緒に送られてきた返信を見て無性に嬉しくなる。
今日は藤原宅へお邪魔して愁くんと沙絵ちゃんとたまに東条さんも参加して一緒にゲームをしていた。沙絵ちゃんはあまりゲームをすることに馴染みがないらしい。トランプとかUNOとか、そういう皆が知っているようなゲームもなんとなく知ってはいるけれど遊んだ経験が少ないとのことで、今回皆んなで遊んでみようということになった。
思いの外白熱して熱中してしまって、楽しい時間は一瞬で終わった。俺は日が暮れる前にお暇し、心配だから帰り着いたら連絡して、という愁くんの言葉に喜んで返事をした。