palco_WT
DONEhttps://twitter.com/tsunapal/status/1414593875008651267の流れ。お盆に(肉親は)誰もいない三門にそれでも里帰りする神田。
きみがいるだけで おめェーの図体だと食いたりねェーだろう。
弓場家での夕食が済み、お客さんにそんなことをさせるなんてという弓場の両親に人たらしの笑顔でいなしながら、後片付けを手伝い終えた神田にかけられたのがその一言だった。
「いえ、そんなことは……」
「駅前のラーメン屋にちょっといってくる。ボーダーにいた頃からよく行ってたから神田には懐かしい味だろうし」
家族にそう断って、戸惑い顔の神田を弓場は強引に外へと連れ出した。防衛隊員として夜討ち朝駆けで出ていくことも多く、成人した長男とその部下だった青年の間で積もる話もあろうと推してくれたのか、父親も母親も黙って送り出してくれた。
その道の途中。並んで歩きながら、弓場がぽつりと口を開いた。
1508弓場家での夕食が済み、お客さんにそんなことをさせるなんてという弓場の両親に人たらしの笑顔でいなしながら、後片付けを手伝い終えた神田にかけられたのがその一言だった。
「いえ、そんなことは……」
「駅前のラーメン屋にちょっといってくる。ボーダーにいた頃からよく行ってたから神田には懐かしい味だろうし」
家族にそう断って、戸惑い顔の神田を弓場は強引に外へと連れ出した。防衛隊員として夜討ち朝駆けで出ていくことも多く、成人した長男とその部下だった青年の間で積もる話もあろうと推してくれたのか、父親も母親も黙って送り出してくれた。
その道の途中。並んで歩きながら、弓場がぽつりと口を開いた。