zyukuseityu_01
TRAINING始まる前の小話ポストのAFを設置する双子
(贈り物のAF)
始まりのAF大きな古い大木の前にふたりならんで立つ。
「ここだね」
「うん、ここだと思う」
サァァァと優しい風が互いの髪を揺らし通り過ぎていった。
この場所にしよう、ずっと前から2人で決めていた。
手の中には拾われた時からずっと持っていた小さなポストのAF。
「……できるかな…?」
不安げな妹の背にそっと手を添える。
「大丈夫だよアイリス。俺もいる。一緒なら何だってできるよ。さぁ、ほらあの『声』を思い出して」
「…うん」
遠い記憶に朧げにしか覚えていないその姿だが、その優しい『声』だけはしっかりと覚えている。
ずっと聴いていた『声』の主は、自分達にいろんなことを教えてくれた。
物語の様に、子守唄の様に、ありとあらゆる事を自分たちに伝えてくれた。
662「ここだね」
「うん、ここだと思う」
サァァァと優しい風が互いの髪を揺らし通り過ぎていった。
この場所にしよう、ずっと前から2人で決めていた。
手の中には拾われた時からずっと持っていた小さなポストのAF。
「……できるかな…?」
不安げな妹の背にそっと手を添える。
「大丈夫だよアイリス。俺もいる。一緒なら何だってできるよ。さぁ、ほらあの『声』を思い出して」
「…うん」
遠い記憶に朧げにしか覚えていないその姿だが、その優しい『声』だけはしっかりと覚えている。
ずっと聴いていた『声』の主は、自分達にいろんなことを教えてくれた。
物語の様に、子守唄の様に、ありとあらゆる事を自分たちに伝えてくれた。
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TRAINING花言葉で連想遊びLOMより不器用なあの人の後日談
スプレーマム強い風が己の長く伸びた髪を乱していく
遠く癒しの寺院を背に、切り立つ崖から崖下を見下ろす
いつもと変わらぬ風景
手に握っていた飾りなき花を風と共に解き放つ
ひらりひらりと、風にあそばれいくつもの花弁が舞い落ちる
それは流せぬ己の涙を代弁するかのように
魂は消えて無くならない
だが失ってしまった事実は還る事はない
散りゆく花を見届ける前に背を向ければ、己を無理やりにでも生かし、己をココに導いた赤い帽子が立っていた
目が合えば静かに頷き歩き出す
今は亡き,その人を胸に振り返る事なくその場を後にした
スプレーマムの花言葉
「高潔」「清らかな愛」「あなたを愛します」「気持ちの探り合い」
305遠く癒しの寺院を背に、切り立つ崖から崖下を見下ろす
いつもと変わらぬ風景
手に握っていた飾りなき花を風と共に解き放つ
ひらりひらりと、風にあそばれいくつもの花弁が舞い落ちる
それは流せぬ己の涙を代弁するかのように
魂は消えて無くならない
だが失ってしまった事実は還る事はない
散りゆく花を見届ける前に背を向ければ、己を無理やりにでも生かし、己をココに導いた赤い帽子が立っていた
目が合えば静かに頷き歩き出す
今は亡き,その人を胸に振り返る事なくその場を後にした
スプレーマムの花言葉
「高潔」「清らかな愛」「あなたを愛します」「気持ちの探り合い」
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PAST腐女子たちの会議の釘を刺す釘刺し白熱するリビング。
互いの主張がぶつかり合う性癖。
負けられないネタ出しがここにある。
もはや彼女たちを止められるものはこの世には存在しないのかもしれない―――――、これはもう終わらない戦いなのでは……?コロナはその時そう思った。
だが、マナの女神はちゃんと見守っていた。
「みんな楽しそうだね」
「「「「「?!?!」」」」」
白熱戦場に現れたひょっこりと籠いっぱいにさいころいちごを抱えたネタの元が顔を出していた。
「盛り上がってるところ水を指すようで悪いけど……
――――『ほどほど』にね? 」
いつもの様におっとりとした口調でやんわりと微笑んでいるルチルさんを前にスゥッと何か背中に冷たいものが走った気がした。
493互いの主張がぶつかり合う性癖。
負けられないネタ出しがここにある。
もはや彼女たちを止められるものはこの世には存在しないのかもしれない―――――、これはもう終わらない戦いなのでは……?コロナはその時そう思った。
だが、マナの女神はちゃんと見守っていた。
「みんな楽しそうだね」
「「「「「?!?!」」」」」
白熱戦場に現れたひょっこりと籠いっぱいにさいころいちごを抱えたネタの元が顔を出していた。
「盛り上がってるところ水を指すようで悪いけど……
――――『ほどほど』にね? 」
いつもの様におっとりとした口調でやんわりと微笑んでいるルチルさんを前にスゥッと何か背中に冷たいものが走った気がした。
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PAST(LOM)ポキール相手にナチュラルに甘える男主釘刺し後の裏話秘め事の裏話 (ポキ主)
『言葉に少しの威圧を込めるなんて、相変わらずだねぇキミは』
「ポキール」
果樹園のいつもの木の根でまったりとしていると聞こえてくる楽しげな声にとじていた瞼を開く。
見慣れたその姿に手を伸ばせ当たり前のように指を絡めて受け入れて貰える。
『でも釘を刺されてもすぐに復活できる。うんうん、女性陣の創造力は本当にすごいねぇ……。』
「創造力は無限大っていうしね」
絡めている手を持ち替えてそのままポキールの腕の中に体を滑り込ませる。
「ポキール」
『なんだいルチル?』
抱き込まれる様に身を寄せその普段は帽子の影に隠された叡智の詰まった瞳を見上げる。
「これはだれの望みだと思う?」
405『言葉に少しの威圧を込めるなんて、相変わらずだねぇキミは』
「ポキール」
果樹園のいつもの木の根でまったりとしていると聞こえてくる楽しげな声にとじていた瞼を開く。
見慣れたその姿に手を伸ばせ当たり前のように指を絡めて受け入れて貰える。
『でも釘を刺されてもすぐに復活できる。うんうん、女性陣の創造力は本当にすごいねぇ……。』
「創造力は無限大っていうしね」
絡めている手を持ち替えてそのままポキールの腕の中に体を滑り込ませる。
「ポキール」
『なんだいルチル?』
抱き込まれる様に身を寄せその普段は帽子の影に隠された叡智の詰まった瞳を見上げる。
「これはだれの望みだと思う?」
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PAST(LOM)我が家の双子主のアレコレ設定資料もどき設定
男主 ルチル
女主 アイリス
赤子の時の旅芸人の一座に拾われ各地を転々とし一座が解散を機に2人で今の地(マイホーム)に居着いた。
拾われる際にそれぞれ握っていた石から名をつけられた(現在はその石は互いのピアスにはめられて大切にしている)
きょうだい順位は平和的に手合わせで決めた。
互いに二つで一つ、唯一無二の存在と認識している。
ルチル (15歳) 淡い金髪にエメラルドグリーンの瞳
一人称は「俺」
性格は非常に温厚でおっとりのんびり、少し恥ずかしがり屋さん。色んな所で熟睡することができ、一度寝ると中々起きない為よくコロナの箒ではたかれたりアイリスの杖で小突かれたりしている。自覚はない相当の方向音痴。
1053男主 ルチル
女主 アイリス
赤子の時の旅芸人の一座に拾われ各地を転々とし一座が解散を機に2人で今の地(マイホーム)に居着いた。
拾われる際にそれぞれ握っていた石から名をつけられた(現在はその石は互いのピアスにはめられて大切にしている)
きょうだい順位は平和的に手合わせで決めた。
互いに二つで一つ、唯一無二の存在と認識している。
ルチル (15歳) 淡い金髪にエメラルドグリーンの瞳
一人称は「俺」
性格は非常に温厚でおっとりのんびり、少し恥ずかしがり屋さん。色んな所で熟睡することができ、一度寝ると中々起きない為よくコロナの箒ではたかれたりアイリスの杖で小突かれたりしている。自覚はない相当の方向音痴。
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PAST(LOM)我が家の男主は弓と拳派師匠の武器事情武器のアレコレ
「師匠、師匠はなんで弓ばっかり使うんですか?」
「ん?」
武器のお手入れ中、どうしても気になってつい好奇心丸出しで弓の弦を張っている最中の師に声をかければ手を止め不思議そうな顔になりつつこちらに視線を向けてくる。
「師匠もアイリスさんも一応武器は一通りは扱えるのに……」
家には工房もあり師も師の双子の妹であるアイリスさんもどちらも色んな武器を扱うことができた。出かける際、その日の気分で武器を変えるアイリスさんに対して師は常に強弓のみだった。
「師匠、弓以外も強いじゃないですか!」
グイグイと食い付けば師は少し困った顔を浮かべつつも大きな手を伸ばしゆっくりとした手つきで頭を撫でてくる。
…………正直この大きな手、自分は好きだったりもするのは余談だ。
1137「師匠、師匠はなんで弓ばっかり使うんですか?」
「ん?」
武器のお手入れ中、どうしても気になってつい好奇心丸出しで弓の弦を張っている最中の師に声をかければ手を止め不思議そうな顔になりつつこちらに視線を向けてくる。
「師匠もアイリスさんも一応武器は一通りは扱えるのに……」
家には工房もあり師も師の双子の妹であるアイリスさんもどちらも色んな武器を扱うことができた。出かける際、その日の気分で武器を変えるアイリスさんに対して師は常に強弓のみだった。
「師匠、弓以外も強いじゃないですか!」
グイグイと食い付けば師は少し困った顔を浮かべつつも大きな手を伸ばしゆっくりとした手つきで頭を撫でてくる。
…………正直この大きな手、自分は好きだったりもするのは余談だ。