ROM
REHABILI出来てない芸目が泥酔するまで酒を飲む話。アルコール「おいメガネ、お前もっとしっかり歩け!」
「えぇ〜?ムリですよ〜」
マンションの共用廊下を、二人の男が千鳥足で歩き進めて行く。目的の部屋の前に辿り着くと、家主である芸夢好武がマンションの鍵を取り出した。ふらつく手で玄関扉を開け放ち、もつれ込む様に二人横並びで玄関へと入る。靴を脱ぎ捨て危うい足取りで部屋の奥へと進んでゆき、リビングへ倒れ込んだ。
「っあー、着いた……もう動けねえ……」
「んへへ~、ボク、もうのめません~」
芸夢はソファに、メガネは座椅子へと沈み込む。二人の顔は酒で赤みを帯びており、メガネに至っては呂律が回っておらず、完全にへべれけの状態である。
(あー、完全に飲み過ぎた。こりゃ明日に響くぞ)
ソファで寝そべり天井を見上げながら、芸夢はアルコールに鈍った頭で状況を冷静に分析する。そして、床で転がる自分以上にひどい酔っ払いをどうにかすべきだと脳が警鐘を鳴らしていた。
1854「えぇ〜?ムリですよ〜」
マンションの共用廊下を、二人の男が千鳥足で歩き進めて行く。目的の部屋の前に辿り着くと、家主である芸夢好武がマンションの鍵を取り出した。ふらつく手で玄関扉を開け放ち、もつれ込む様に二人横並びで玄関へと入る。靴を脱ぎ捨て危うい足取りで部屋の奥へと進んでゆき、リビングへ倒れ込んだ。
「っあー、着いた……もう動けねえ……」
「んへへ~、ボク、もうのめません~」
芸夢はソファに、メガネは座椅子へと沈み込む。二人の顔は酒で赤みを帯びており、メガネに至っては呂律が回っておらず、完全にへべれけの状態である。
(あー、完全に飲み過ぎた。こりゃ明日に響くぞ)
ソファで寝そべり天井を見上げながら、芸夢はアルコールに鈍った頭で状況を冷静に分析する。そして、床で転がる自分以上にひどい酔っ払いをどうにかすべきだと脳が警鐘を鳴らしていた。