Ma2rikako
DONE糖度100%のクリスマス・イブ燈啓。#荼ホワンドロライ 『聖夜』をお借りしました。
過去は消えない高校生の時、燈矢が啓悟と付き合う事になって初めて行ったデートがクリスマスマーケットだった。
たった今、手にしたばかりの湯気の昇るホットワインを両手で支え、ちびちびと口を付ける啓悟を見ながら燈矢は初めてこのクリスマスマーケットに来た日の事を思い出していた。
最初は同じ高校に在籍していると言うだけで特に何の接点もないただの先輩と後輩という関係だった。それなりに目立つ存在だった二人はそれとなく相手のことを知ってはいたが、本当に何の接点もなかったのだ。それがある日つながった。恋人を欲しがっていた男女数名が交流を深めようと遊園地でのグループデート、いわゆる合コンの企画を立ち上げたのだ。そんな中、燈矢を紹介してほしかった啓悟の女子クラスメイトと、啓悟を狙っていた燈矢の女子クラスメイトの希望が合致したことからそれぞれに声がかけられ、二人もその合コンに参加することとなったのだ。それが接点だった。
6465たった今、手にしたばかりの湯気の昇るホットワインを両手で支え、ちびちびと口を付ける啓悟を見ながら燈矢は初めてこのクリスマスマーケットに来た日の事を思い出していた。
最初は同じ高校に在籍していると言うだけで特に何の接点もないただの先輩と後輩という関係だった。それなりに目立つ存在だった二人はそれとなく相手のことを知ってはいたが、本当に何の接点もなかったのだ。それがある日つながった。恋人を欲しがっていた男女数名が交流を深めようと遊園地でのグループデート、いわゆる合コンの企画を立ち上げたのだ。そんな中、燈矢を紹介してほしかった啓悟の女子クラスメイトと、啓悟を狙っていた燈矢の女子クラスメイトの希望が合致したことからそれぞれに声がかけられ、二人もその合コンに参加することとなったのだ。それが接点だった。