Recent Search

    Ma2rikako

    @Ma2rikako

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 10

    Ma2rikako

    DOODLE最近、入村という言葉をよく聞くので燈啓ちゃんを入村させてみた。
    特に大きな事件もなくたんたんと話が進む感じです。
    時代的には昭和くらい。
    ある村での出来事その村に年若い青年が2人、ふらりとやってきてもう一年が経つ。
    都市の近代化が進む中、未だに閉鎖的なその村では突然やってきたよそ者を警戒するそぶりも見られたが、今ではもうすっかり村の一員としてその二人は受け入れられていた。


    「燈矢~見て見て!!」
    ただっぴろい畑の真ん中で、サツマイモの束が連なった蔓を掲げて元気に手を振っているのがそのよそ者だったうちの一人だ。啓悟はいつも笑顔の絶やさない人好きのする青年だった。落ち着いた色の金髪は日に照らされるとふんわりと輝き、そこにいるだけで周囲の人間に安心感と笑顔をもたらした。
    「お~すげぇなぁ」
    そして、その泥だけの満面の笑顔で手を振られていたのがもう一人のよそ者、燈矢だった。燈矢は未だ一本目を掘り出せずに畑に座り込んで少し離れたところにいる啓悟に手を上げて応える。彼は啓悟とは真逆で自分から村人と交流を持つことに積極的ではなかった。だが、真っ白い髪に、村の若い女性たちは一度は見惚れるだろう整った顔立ち、常に気だるげな雰囲気を纏ってはいたが、不思議と冷たいという印象はなかった。
    6509

    Ma2rikako

    MOURNING荼ホ。死に戻りする荼毘。途中まで書いてたけど本誌の展開上、続きどうしようかな……ってなったのでとりあえず供養として。荼毘のキャラが崩壊しておりますがそれでも良ければ!
    100万回生きてみた『僕、轟燈矢はエンデヴァー家の長男として生まれました』

    あーあー。テストテスト。
    こちら敵〈ヴィラン〉チャンネルの荼毘でーす。
    えー今回は『100万回死んでみた』ってお題で配信していきたいと思います。
    まずは自己紹介から。
    荼毘です、以上。
    とりあえず、タイトルの説明からですが死ぬ度に人生のある時点から再スタートを何度もさせられている現状です。100万回ってのは言い過ぎで、実際は数十回ってところか。まぁ100万回も人生繰り返してたらさすがの俺でも泣いちゃうかもなぁ。

    そんなわけで最初の人生でなんやかんやあって焼け死んじまったところから話は始まる。目が覚めたらそれはとある施設だった。今まで見てきたものは夢か?なんて疑心暗鬼になりながらも一度目の人生を辿ってしまった。もちろん、ネタの分かった人生だ。なんとかその道から外れようと既視感の起こるたびに行動を変えてはみたものの、少しばかりの抵抗じゃあ人の人生は動かせないらしい。俺はまた焼け死んだ。
    3941

    Ma2rikako

    DONE個性なし転生パロ。
    荼毘ホー匂わせの燈啓。燈矢×啓ちゃん(♀)。
    平和な世界でひたすらいちゃいちゃしてます。
    第26回荼ホワンドロワンライから『海、蓮』お借りしました。
    一恋托生咄嗟に腕を伸ばすとふにっとしたやわらかい感触がした。
    初めて触った、彼女の胸だ。やわい。これはラッキー。そう思った一瞬の手のひらの幸せな感触は、これまた一瞬のうちに別の衝撃で塗り替えられる。目前に捉えた彼女の顔は瞳を見開いて驚きに口を開けている。ふわりとした濃いめの金髪が遠ざかっていく。そして、その体は俺の腕に突き飛ばされるままに後ろへと倒れ込んでいった。
    キキィィ――っと響くのはタイヤの擦れる音。
    車が俺たちの歩いていた歩道へといきなり突っ込んできた。一瞬、右側に走った衝撃はおそらくその車がぶつかってきたそれだ。俺の視界は反転する。歩道の内側に設置された塀に車体が激突する轟音。視界は回り続ける。反射で避けようとした体はそれに間に合わず弾かれるままに車のボンネットへと乗っかり、そして転がる様に落ちた。今度は左側に激痛が走る。回り続ける思考が少し落ち着いたころ、最後に視界が捉えたのは地面と、そこにどんどん広がっていく赤い、血。そして真っ青になった彼女が震えながら俺に手を伸ばす、その泣きだしそうな顔だった。
    9806