ゆうら
DONE菊トニで警部×庭師(支部加筆分追加)お屋敷の庭師をしている都丹さんと、その屋敷の主人と知人な警部菊田さん
…ほのぼの、じりじりな感じを目指して書いてみました
季節のお花をテーマに続きが書けたらいいなぁ
※別カプで考えた世界観なので菊田さん何故か警部。ふと屋敷の庭師が都丹さんだったらどうかなと思ったら書いてました。初菊トニ書き…
芝桜 -白-(1)
一面に広がる白い芝桜。
春の陽の光を受けて、ふわりと輝く花畑。
その中心に佇む白い人。
白髪で白い肌をした老齢の男。
見るもの全てが白一色に包まれて、それはこの世のものではないほどに…
「・・・綺麗だ」
その光景に思わず、言葉が口をついて出てしまった。
呟いた言葉は、目の前に佇む男の耳に届いたようだった。
男の顔がこちらに向けれらる。
しかしその視線は噛み合わない。
白い男は、眼も白かった。
人ならざる者のように感じてしまう。
自分とは違う世界に、彼がいるようだった。
そこで、はたと気づく。
初対面の男に言う台詞ではない。
思わず自分の口を押え、苦笑しながら彼に話しかけた。
「ここは貴方が管理されているのですか?」
すると白い男は小さく笑う。
7464一面に広がる白い芝桜。
春の陽の光を受けて、ふわりと輝く花畑。
その中心に佇む白い人。
白髪で白い肌をした老齢の男。
見るもの全てが白一色に包まれて、それはこの世のものではないほどに…
「・・・綺麗だ」
その光景に思わず、言葉が口をついて出てしまった。
呟いた言葉は、目の前に佇む男の耳に届いたようだった。
男の顔がこちらに向けれらる。
しかしその視線は噛み合わない。
白い男は、眼も白かった。
人ならざる者のように感じてしまう。
自分とは違う世界に、彼がいるようだった。
そこで、はたと気づく。
初対面の男に言う台詞ではない。
思わず自分の口を押え、苦笑しながら彼に話しかけた。
「ここは貴方が管理されているのですか?」
すると白い男は小さく笑う。