sasagi6767
DONE無印で初代ゲタチとミチルさんと元気ちゃんでクリスマス。隼武は両片想い。元気ちゃんと仲の良い武さんが可愛くて…!
あとこの話の竜さんとミチルさんはきっと全部分かってる。
仲の良いゲタチ大好きだよ…!
happy Mary,/隼武 眼の前で。嬉しそうに、ホールケーキにナイフを入れる3号機を、何となく見つめた。
やっぱりクリスマスは生クリームにいちごだよな!と、コイツが拳を握りながら言った、あの一言は。誰も何も反対はなく―と言うか、あれは有無を言わせん迫力だった。こと食い物に関するコイツの情熱は凄まじいの一語に尽きる。本当に。
そんなこんなでその日のうちに予約されてきたのは、一番でかいサイズのホールケーキで。一体誰が頼んできたんだこんなでかいものを、と、サイズを見せられて辟易したのは、とりあえず黙っておく。まあ、これを注文したのはきっとムサシ本人か、ムサシと弟にはやたらと甘いミチルさんの仕業だろう。
「サンタのとこは、元気ちゃんな!」
1797やっぱりクリスマスは生クリームにいちごだよな!と、コイツが拳を握りながら言った、あの一言は。誰も何も反対はなく―と言うか、あれは有無を言わせん迫力だった。こと食い物に関するコイツの情熱は凄まじいの一語に尽きる。本当に。
そんなこんなでその日のうちに予約されてきたのは、一番でかいサイズのホールケーキで。一体誰が頼んできたんだこんなでかいものを、と、サイズを見せられて辟易したのは、とりあえず黙っておく。まあ、これを注文したのはきっとムサシ本人か、ムサシと弟にはやたらと甘いミチルさんの仕業だろう。
「サンタのとこは、元気ちゃんな!」
sasagi6767
DONEtksg先生小説版/隼武。絶対に隼さんの酷い態度は、武さんに対してこう思ってるからだと信じてる…!
「…おい。何度でも言うぞ、これは遊びじゃねえんだ。お前にパイロットなんて無理だ、能力が低すぎる。」
足手まといになるだけだ、ベンケイと交換しろ。
一人で、居残っていた特訓が終わって。ため息を吐きながら訓練室を出た俺に、…掛けられた、最早聞き慣れた低い声。その言葉に俯きながら振り向く。見れば、長身の背を壁に靠れさせて、腕組みをして俺を睨んでくるハヤトの姿があった。
「お前には適性がないんだよ。そもそもお前は第3次パイロットだっただろう。補欠もいいとこだ。ベンケイにやる気がないからお前ってことになったが、俺は認めてない」
俯く俺に、上からハヤトの声が降り注ぐ。それに、…言い訳の一つもできない自分が、情けなかった。体力には自信があったし、根性だけは誰にも負けない。そう思ってた。…けど。そんだけじゃ、どうにもならないこともある。それを、目の前に突き付けられてる。そんな気がした。
5336足手まといになるだけだ、ベンケイと交換しろ。
一人で、居残っていた特訓が終わって。ため息を吐きながら訓練室を出た俺に、…掛けられた、最早聞き慣れた低い声。その言葉に俯きながら振り向く。見れば、長身の背を壁に靠れさせて、腕組みをして俺を睨んでくるハヤトの姿があった。
「お前には適性がないんだよ。そもそもお前は第3次パイロットだっただろう。補欠もいいとこだ。ベンケイにやる気がないからお前ってことになったが、俺は認めてない」
俯く俺に、上からハヤトの声が降り注ぐ。それに、…言い訳の一つもできない自分が、情けなかった。体力には自信があったし、根性だけは誰にも負けない。そう思ってた。…けど。そんだけじゃ、どうにもならないこともある。それを、目の前に突き付けられてる。そんな気がした。
sasagi6767
DONEゲタ無印/隼武。無印での武さんの最期の想像。と言うか妄想。
あの時の武さんと、それを見ていることしかできなかった隼さんを思うと、もう本当に切ない、と言うか辛くて…!この二人が最高に大好き。
最期に。(ゲタ無印/隼武) 俺しかいなかったんだ。ゲッターと死ねる人間は。ゲッターと一緒に死ぬなら、それは、絶対に俺だった。
ゆっくりと、格納庫に足を踏み入れて。見慣れた三色のマシンに、撫ぜるように触れる。冷たい感触は指に馴染んで、…これが最後だなんて嘘みたいだ。そんなことを思いながら、小さく笑う。機体の鮮やかな色合いが、滲んで掠れた。
これが、最後。
…これで、最期。
浮かんだ思いに、今度は苦笑した。こんな感傷的なのなんて、俺の柄じゃない。わざと乱暴に目をぬぐってから、顔を上げた。空を覆うのは、今まで見たこともねえような、無数の敵。地上にも、やっぱり数えきれねえくらいの敵が、研究所に向かってきているのが見えた。…嗚呼、やっぱり必死なんだ、あっちも。ゴールたち、ハチュウ人類も。
2806ゆっくりと、格納庫に足を踏み入れて。見慣れた三色のマシンに、撫ぜるように触れる。冷たい感触は指に馴染んで、…これが最後だなんて嘘みたいだ。そんなことを思いながら、小さく笑う。機体の鮮やかな色合いが、滲んで掠れた。
これが、最後。
…これで、最期。
浮かんだ思いに、今度は苦笑した。こんな感傷的なのなんて、俺の柄じゃない。わざと乱暴に目をぬぐってから、顔を上げた。空を覆うのは、今まで見たこともねえような、無数の敵。地上にも、やっぱり数えきれねえくらいの敵が、研究所に向かってきているのが見えた。…嗚呼、やっぱり必死なんだ、あっちも。ゴールたち、ハチュウ人類も。