A_wa_K
DONE #青き生命神の知恵2WEBアンソロ のお題を拝借致しました。https://twitter.com/aokseimikmnoce2/status/1592481088748027904?s=20&t=wRv2YjYv8KwaEzX20WktQw
ある日の朝 その日は、一気に気温が下がった朝であった。
「少年、起床の時間だ」
アオガミが腕の中で縮こまる少年に呼びかけるのは、幾度目か。
ベッドの上、一枚の布団の中。アオガミに呼びかけられては都度返事をする少年であるが、彼が眼をしっかりと明ける気配はない。それどころか、じわじわとアオガミとの隙間を埋めていく。今ではぴったりと、アオガミの胸もとに両手を添えてくっついていた。
「アオガミ」
「何だろうか」
「さむいから、おきたくない」
呂律が回りきっていない少年からの懇願。無論、アオガミが既に察していた事実であった。
「ならば、直ぐに暖房をつけよう」
少年の体調を慮り、なるべく少年が外気に触れないように布団から出て行こうとするアオガミ。けれども、彼の行動は即座に止められるのであった。
776「少年、起床の時間だ」
アオガミが腕の中で縮こまる少年に呼びかけるのは、幾度目か。
ベッドの上、一枚の布団の中。アオガミに呼びかけられては都度返事をする少年であるが、彼が眼をしっかりと明ける気配はない。それどころか、じわじわとアオガミとの隙間を埋めていく。今ではぴったりと、アオガミの胸もとに両手を添えてくっついていた。
「アオガミ」
「何だろうか」
「さむいから、おきたくない」
呂律が回りきっていない少年からの懇願。無論、アオガミが既に察していた事実であった。
「ならば、直ぐに暖房をつけよう」
少年の体調を慮り、なるべく少年が外気に触れないように布団から出て行こうとするアオガミ。けれども、彼の行動は即座に止められるのであった。