hebotsukai
DONE自カプの学パロ書いた(学パロ!?)「じゃあ、私はここで。またねっ」「ああ、新入生と帰るんだっけ?」
「うん♪ 今日初授業だから、感想いっぱい聞かなきゃ」
「ママかよ。何か、ちとせっぽくないね。面白いけど」
「ねー。わざわざ待ち合わせて帰るなんて、よっぽど仲良いんだね」
「そう♪ 分かったら……お暇してくれる?」
「ヒューッ。ガチじゃん草生える」
「ね。もしかして私ら牽制される?」
「あは、冗談だよ。クラスメイトだってまだ馴染んでないのに、下校まで上級生に囲まれたら落ち着かないじゃない」
「それもそうだね。余計ママっぽいけど」
「今度紹介しろよー。ばいばーい」
「あは♪どうしよっかなー」
「あんま束縛すると嫌われるよー。またねー」
「……またね♪」
「はぁ……」
クラスメイトと別れると、自然に溜息が漏れた。……顔、変じゃなかったよね?
浮かれてるのは認めるけど、まさか「ちとせっぽくない」とまで言われるなんて。気を付けなきゃ。
「ちーちゃん!」
そんは内省しながら校門の前で踞っていると、聴き慣れた透き通った声と、軽やかな足音が耳に入った。
「あの子のことばかり考えてるのが、私なんだけどね。んーっ…しょっと」 4211
hebotsukai
MOURNINGテキスト投稿テスト。ちとせさんと教習所。「私の教官さんはどこ? ひょっとして……あなた? 」「君が黒埼ちとせさんなら、そうだよ」
漫画の世界から飛び出して来たような少女ーーそれが生徒の第一印象だった。
「良かった♪『あなただったら良いな』って思ってたから。あなたは?」
「はいはい、こちらこそ。白井です。よろしくね」
冗談めかして笑う彼女へ無愛想に返しながら、白井は「はて?」と首を傾げる。フリルの付いたワンピース姿から自然に“少女”と認識したが、この季節にこの場を訪れる女性は、大抵“少女”と呼べる年齢ではないのだから。
「……はいっ、じゃあ周囲の安全確認してから乗車してくだっさい」
「はーい♪」
生徒は少女のように声を弾ませながら、乗車の準備を始める。
「京安ドライビングスクール」の文字列が印字された安価なハイブリットカーと彼女のツーショットは不釣り合いで、フィクションと日常がない交ぜになった夢を見ているような気分になった。
「準備出来たよ」
イメージに反してちとせは乗車前の周囲と車体の確認と座席周りのポジショニングをつつがなくこなし、早々にハンドルを握っていた。
「随分慣れてるね」
「予習したもの。それに撮影でも、 2062