星むぎ
PAST先輩×後輩カプ。コンビニのモブ店員女子視点。
※ R18ではありませんが、コンドームの話が出てきます。
※数年前に二次創作で書いたものを一次創作としてリメイクしたものです。
コンビニ店員の私が深夜に目撃した男ふたり組の話。「ふぁー……あ、いらっしゃいませー」
真夜中は眠りにつく人が多いとは言え、コンビニに訪れる人はまばらでもいるし、そこには店員がいるわけで。かく言う私もそのひとりで、最寄り駅の終電も終えたこの時間に、時給の割のよさに惹かれ労働中だ。零れたあくびを誤魔化しながら、数十分ぶりに開いた自動ドアを振り返る。
客はふたり連れの青年たちだった。もうひとりに比べると少し背の低い黒髪の男が、エナジードリンクのコーナーで立ち止まった。茶髪でピアスをいくつも付けた連れがそれを後ろから覗きこみ、手に取ったのだろうドリンクを見て眉を顰める。
「あ、ケン。お前またそれ飲むのか?」
「っす。明日の生配信、ゲームクリアするまで終われないってヤツなんで。これないと無理なんすよね」
2921真夜中は眠りにつく人が多いとは言え、コンビニに訪れる人はまばらでもいるし、そこには店員がいるわけで。かく言う私もそのひとりで、最寄り駅の終電も終えたこの時間に、時給の割のよさに惹かれ労働中だ。零れたあくびを誤魔化しながら、数十分ぶりに開いた自動ドアを振り返る。
客はふたり連れの青年たちだった。もうひとりに比べると少し背の低い黒髪の男が、エナジードリンクのコーナーで立ち止まった。茶髪でピアスをいくつも付けた連れがそれを後ろから覗きこみ、手に取ったのだろうドリンクを見て眉を顰める。
「あ、ケン。お前またそれ飲むのか?」
「っす。明日の生配信、ゲームクリアするまで終われないってヤツなんで。これないと無理なんすよね」