harunoamaoto
DONE10/30に開催されましたイベント「みんなでダンシングトゥナイト」に展示したドラヒナ小説になりますキーワードはずしました
甘くもないうすぐらいヘンなシロモノなので、ご注意ください&生温かい目で流してください……すみません
Never more 「肌寒くなってきたねえ、ヒナイチ君」
「そうだな」
熱く息苦しいほどだった世界は姿を変え、すっかり枯葉舞う秋へと変身していくようだ。あっという間のその変貌ぶりに、毎年あわてながらも人間はついて行くしかない。
では吸血鬼はどうかというと、
「私も朝寒すぎて、ついつい死んじゃってさあ。あわててエアコンのスイッチいれようとしたら、棺の角に小指ぶつけて、また死んでしまったよ。そんでスイッチが冷房になってて、また死んで。連続即死コンボ完成なり。いやあ、まいったまいった」
「……そんな軽いノリで話す内容では断じてないと思うが」
「ヌー……」
か弱い主人の側にひかえる使い魔の目じりには、うっすらと涙が浮かんでいる。きっとその惨状を一部始終見せつけられていたのだろう。「大変だなお前も……」と、ねぎらうように頭をヨシヨシしてやる。
6246「そうだな」
熱く息苦しいほどだった世界は姿を変え、すっかり枯葉舞う秋へと変身していくようだ。あっという間のその変貌ぶりに、毎年あわてながらも人間はついて行くしかない。
では吸血鬼はどうかというと、
「私も朝寒すぎて、ついつい死んじゃってさあ。あわててエアコンのスイッチいれようとしたら、棺の角に小指ぶつけて、また死んでしまったよ。そんでスイッチが冷房になってて、また死んで。連続即死コンボ完成なり。いやあ、まいったまいった」
「……そんな軽いノリで話す内容では断じてないと思うが」
「ヌー……」
か弱い主人の側にひかえる使い魔の目じりには、うっすらと涙が浮かんでいる。きっとその惨状を一部始終見せつけられていたのだろう。「大変だなお前も……」と、ねぎらうように頭をヨシヨシしてやる。
harunoamaoto
DONE10/9に開催されますwebイベント「みんなでダンシングトゥナイト」にて展示のドラヒナ小説おまけの挿絵2枚とあとがきですキーワード解除しました
当日読んでいただいた方ありがとうございました!
展示中の小説に関わる内容ではないです、あくまでもオマケです 3
harunoamaoto
DONE10/9に開催されますwebイベント「みんなでダンシングトゥナイト」にて展示のドラヒナ小説になりますキーワード解除しました
当日読んでいただいた方ありがとうございました!
あまり自信はないのですが、少しでも賑やかしになれば……
「ノット・イコール」…………
「ヒナイチ君、例のぬいぐるみは元気かい?」
古き血をもつ吸血鬼は日課の家事の合間、そんなことをふと少女に聞いてきた。
「例の……? ああ、変身失敗のやつか」
うなずきながら、ヒナイチは淹れてもらったばかりのミルクティーを口にする。
掃除機片手に忙しく家掃除をしているドラルクが言っているのは、今現在ベッドで抱き枕にさせてもらっているアレの事であろう。
地下に住み始めた頃にプレゼントされた、手作りの一点物だ。
出来は、すごく良い。
フカフカで抱き心地が良く、ジッとみればヘンテコだけれど愛らしくもあり、今ではすっかりヒナイチのお気に入りとなっている物だ。
モデルとなった当人には、とてもそんな恥ずかしいことは言えないがな。
6712「ヒナイチ君、例のぬいぐるみは元気かい?」
古き血をもつ吸血鬼は日課の家事の合間、そんなことをふと少女に聞いてきた。
「例の……? ああ、変身失敗のやつか」
うなずきながら、ヒナイチは淹れてもらったばかりのミルクティーを口にする。
掃除機片手に忙しく家掃除をしているドラルクが言っているのは、今現在ベッドで抱き枕にさせてもらっているアレの事であろう。
地下に住み始めた頃にプレゼントされた、手作りの一点物だ。
出来は、すごく良い。
フカフカで抱き心地が良く、ジッとみればヘンテコだけれど愛らしくもあり、今ではすっかりヒナイチのお気に入りとなっている物だ。
モデルとなった当人には、とてもそんな恥ずかしいことは言えないがな。