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    #エルフ受

    elvishReceiver

    Medianox_moon

    DONE新作の人間×エルフな創作BLの1話です! こっから大人になった人間がわけあってエルフにえっちな尋問をする話になっていきます! 拘束とかお薬とかありますが全体的に愛はあります。世界線は「悲嘆の森に住まうもの」と同じです。
    霧の森のリゼロン 1 柔らかく撫でられて、レオーネは涙に濡れた瞼を開いた。酷い悪夢から解放されても、心がまだ恐怖に囚われている。震える手で目の前の温もりに縋りつけば、その胸に引き寄せられ、背中を、後頭部を優しく撫でられた。その心地良さに、先程までの夢ごと蕩けていきそうだ。
     ぎゅ……っと抱き返し、額を擦り付けると花のように甘い香りが感じられて、気持ちが落ち着いてくる。
    「良い子だ、レオーネ。ここにはそなたが恐れるものは、何一つ在らぬぞ。何一つ、だ」
     柔らかな低音は、しかし優しく囁きかける。うん、と小さく頷いて、涙で濡れた瞼を拭った。顔を上げて見れば、いつもの優美な微笑みが見守ってくれている。
     長い金の髪は繊細に煌めき、上等なシルクのようにしっとりと寝台の上に流れている。美しい顔は男のそれなのに、人間とは違って美術品のように整っていた。瞳は深く住んだ泉のような蒼にも、光に透けた森の翠のようにも見える不思議な色で、レオーネはいつもその優しい眼差しを見ると安心する。
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