もふの絵倉庫
DONE【R-18!0721の日2022イラスト】今年もこの日がやって来ました(笑)
今回は普段殆ど描かないキャラクターの0721にチャレンジしてみたかったので、ゾーラ族と同じくらい大好きなリト族にしてみました👍
オマケでち◯ち◯の考察もしています😋 2
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DOODLEpixivより引っ越し。迷える勇者にカッシーワが宮廷詩人の師匠について語る話。「青い鳥は詠うだろう。紅い月夜にも輝き続け、ただ一人の行く道を照らす星に」
※捏造200%※メドーは解放された後~厄災を倒す前のどこか。
ある詩人の事情
◇
彼は詩を紡ぐ。
届かぬことを知っていても。足りないことを知っていても。必要さえないことを知っていても。
想いを刻み付ける術をそれしか知らない。思いを捧げる術をそれしか知らない。
伸ばした手を、途中で止めてしまった心の裏側を理解する術を、それしか知らない。
彼は詩を詠う。
きっと、それこそに意味があると知っていた。
きっと、それが愛だったと知っていた。
彼は詩を紡ぐ。
届かぬことを知っていても。足りないことを知っていても。必要さえないことを知っていても。
想いを刻み付ける術をそれしか知らない。思いを捧げる術をそれしか知らない。
伸ばした手を、途中で止めてしまった心の裏側を理解する術を、それしか知らない。
彼は詩を詠う。
きっと、それこそに意味があると知っていた。
きっと、それが愛だったと知っていた。
◇
──1枚の絵を見つけた。それが私の命の末路を決めた。
いつも美しくも悲壮な覚悟を背負っていたあの人が、まるで少女らしく朋友たちと過ごしている様子が描かれた、唯一無二の絵だ。何もかもが戦禍の灰と消えてしまった王宮で、唯一その炎を逃れ残った亡国の姫君の絵姿。在りし日の日常の絵画。
12752──1枚の絵を見つけた。それが私の命の末路を決めた。
いつも美しくも悲壮な覚悟を背負っていたあの人が、まるで少女らしく朋友たちと過ごしている様子が描かれた、唯一無二の絵だ。何もかもが戦禍の灰と消えてしまった王宮で、唯一その炎を逃れ残った亡国の姫君の絵姿。在りし日の日常の絵画。
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DOODLEpixivより引っ越し。カッシーワとテバが旅に出たい話。古いものなので拙いのはご容赦を。※捏造設定200%※クリア後時間軸
うたう鳥と弓引く鳥◇
──本当は思い出す予定なんてさらさら無かったのだ、ガキの頃の青臭い夢なんて。ただ聴こえてくる詩があんまりにも綺麗な世界を語るものだから、欲が出てしまった。広い世界を見てみたくなってしまった。
俺が無茶をやらかしてハーツが怪我を負い、あの英傑の末裔殿のおかげでメドーが大人しくなってからしばらくして村に歌が響くようになった。初めはあの賑やかな五つ子がまた何かおっぱじめたのかと思っていたがどうもそれだけでは無いらしい。
飛行訓練場から戻りサキに頼まれていた買い物を済ませて家に帰ろうとすると、いつも五つ子たちが歌を練習している広場に見慣れない人影が増えていた。日が沈み茜色に羽毛を染めた子供たちがきゃあきゃあ騒ぎながら足元をわらわらと通り過ぎていくがその人影は動かない。誰だっただろうかとぼんやり考えていると不躾な視線に気付いたのか人影がこちらを振り向いた。
9346──本当は思い出す予定なんてさらさら無かったのだ、ガキの頃の青臭い夢なんて。ただ聴こえてくる詩があんまりにも綺麗な世界を語るものだから、欲が出てしまった。広い世界を見てみたくなってしまった。
俺が無茶をやらかしてハーツが怪我を負い、あの英傑の末裔殿のおかげでメドーが大人しくなってからしばらくして村に歌が響くようになった。初めはあの賑やかな五つ子がまた何かおっぱじめたのかと思っていたがどうもそれだけでは無いらしい。
飛行訓練場から戻りサキに頼まれていた買い物を済ませて家に帰ろうとすると、いつも五つ子たちが歌を練習している広場に見慣れない人影が増えていた。日が沈み茜色に羽毛を染めた子供たちがきゃあきゃあ騒ぎながら足元をわらわらと通り過ぎていくがその人影は動かない。誰だっただろうかとぼんやり考えていると不躾な視線に気付いたのか人影がこちらを振り向いた。