ダリア(Dah.)
PROGRESS双子小説。(1)の続きです。双子初夜(2) 校舎に戻ってきたブルーが廊下の窓から教室を覗くと、片割れがいた。赤い法衣に白灰色の長い髪。他の術士たちと勉強をしているようだ。
その様子をブルーが目を細めて眺めていると、ルージュがそわそわしだして、パッとこちらを振り向いた。
「ブルー!」
と言っているように口を動かして、笑って手を振っている。
その様子にブルーも笑って、扉を開けて中へ入った。
魂を分けた双子は、近くにいれば直接姿が見えなくてもいるかどうかは見当がつく。十分に修練を積めば、テレパシーでやりとりすることも可能だと先輩の命術士たちは言っていた。
そのため二人は互いに近くにいるかいないか、常に気にしているのだ。
「どこ行ってたの。いなかったね」
1409その様子をブルーが目を細めて眺めていると、ルージュがそわそわしだして、パッとこちらを振り向いた。
「ブルー!」
と言っているように口を動かして、笑って手を振っている。
その様子にブルーも笑って、扉を開けて中へ入った。
魂を分けた双子は、近くにいれば直接姿が見えなくてもいるかどうかは見当がつく。十分に修練を積めば、テレパシーでやりとりすることも可能だと先輩の命術士たちは言っていた。
そのため二人は互いに近くにいるかいないか、常に気にしているのだ。
「どこ行ってたの。いなかったね」
ダリア(Dah.)
PROGRESS青紅初夜エアイベント用の双子仲良し小説です。原作EC後ブルー勝利ver.を想定しています。双子初夜(1) 地獄封印後、復興中のマジックキングダム。
命術士たる教授達の助力もあり、同じく命術士の卵であったブルーは、自らが吸収したルージュを蘇生して精神を再び二人に分けた。融合してしまうと術力が伸びづらく、地獄の君主を前にしてもう少し鍛錬が必要であったと思い知ったからであった。
資質は複製されて二人で同じものを持っているため、双子の命術士の誕生となった。時空術だけは二人分にはならず、それぞれ自分が得た資質を持っている。
ブルーとルージュは学院が用意したマジックキングダム内の寮に住み、プロフェッショナルの術士として自由に学院の日々を過ごしていた。ルージュもはじめは様子を見ておとなしくしていたが、地獄の封印の要になった術士として学院全体が大事にしてくれるものだから、すぐに慣れて、前向きに活動していた。
1968命術士たる教授達の助力もあり、同じく命術士の卵であったブルーは、自らが吸収したルージュを蘇生して精神を再び二人に分けた。融合してしまうと術力が伸びづらく、地獄の君主を前にしてもう少し鍛錬が必要であったと思い知ったからであった。
資質は複製されて二人で同じものを持っているため、双子の命術士の誕生となった。時空術だけは二人分にはならず、それぞれ自分が得た資質を持っている。
ブルーとルージュは学院が用意したマジックキングダム内の寮に住み、プロフェッショナルの術士として自由に学院の日々を過ごしていた。ルージュもはじめは様子を見ておとなしくしていたが、地獄の封印の要になった術士として学院全体が大事にしてくれるものだから、すぐに慣れて、前向きに活動していた。