so_fte7
DONEフォロワー様の素敵な銀河眼組イラストからインスピレーションを受け、許可を頂いて書いた三次創作です。銀河眼組と星の話
カプよりコンビ風味
星涼し夢を見た
星を抱くようで、それでも手繰り寄せた光の蛍は瞬きの間で掻き消えてしまいそうな刹那の色
誰かの声と共にきらきらと滑り落ちていく宇宙の流砂を受け止める砂時計などはない
途端、焦りと、待ってくれという声が喉を突いた
何かを追おうとしたのかも定かではないのに、背筋を煽る闇の吐息だけが冷たい
己の声さえも聴こえない。それなのに確かに私は、とおいとおい誰かに届くようにと、カイト、と呼んだ。
「……エル、」
微睡の中で捉えた声に、ゆるゆると浮上する意識と霞んだ視界に見慣れた顔がある。
「……デッキ構築すると言ったから放っておいたが、居眠りとは随分と余裕だなミザエル」
「……寝ていたのか、私は」
「ほら、まだ頭が冴えてない。寝呆けた顔をどうにかしろ」
3253星を抱くようで、それでも手繰り寄せた光の蛍は瞬きの間で掻き消えてしまいそうな刹那の色
誰かの声と共にきらきらと滑り落ちていく宇宙の流砂を受け止める砂時計などはない
途端、焦りと、待ってくれという声が喉を突いた
何かを追おうとしたのかも定かではないのに、背筋を煽る闇の吐息だけが冷たい
己の声さえも聴こえない。それなのに確かに私は、とおいとおい誰かに届くようにと、カイト、と呼んだ。
「……エル、」
微睡の中で捉えた声に、ゆるゆると浮上する意識と霞んだ視界に見慣れた顔がある。
「……デッキ構築すると言ったから放っておいたが、居眠りとは随分と余裕だなミザエル」
「……寝ていたのか、私は」
「ほら、まだ頭が冴えてない。寝呆けた顔をどうにかしろ」