gamigamistone
DONE🎋誕生まれてきてくれて、「もう少しで簓、誕生日やんなあ」
壁かけカレンダーを見ていた彼女はそう言った。忙しくて気付いていなかった、とは言えないほどに、俺の誕生日は毎年世界で何かしらイベントが発生する有名な日だ。
「あ〜、せやなぁ……」
「今年はどうする?」
ギクリ、としてしもたのは、今年の誕生日もといハロウィン当日はガッツリ終日テーマパークでのロケが入ってしまっているからやった。自分で言うのもなんやけど俺もかなり有名になってきて、白膠木簓×ハロウィン×テーマパークの経済効果をテレビは分かっているんや。まあ、嬉しいことなんやけど……🌸と過ごせないことだけが気がかりやった。んでもって、今の今まで仕事が入ってることを言えてへんかったっちゅーことや。
3110壁かけカレンダーを見ていた彼女はそう言った。忙しくて気付いていなかった、とは言えないほどに、俺の誕生日は毎年世界で何かしらイベントが発生する有名な日だ。
「あ〜、せやなぁ……」
「今年はどうする?」
ギクリ、としてしもたのは、今年の誕生日もといハロウィン当日はガッツリ終日テーマパークでのロケが入ってしまっているからやった。自分で言うのもなんやけど俺もかなり有名になってきて、白膠木簓×ハロウィン×テーマパークの経済効果をテレビは分かっているんや。まあ、嬉しいことなんやけど……🌸と過ごせないことだけが気がかりやった。んでもって、今の今まで仕事が入ってることを言えてへんかったっちゅーことや。
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DONE👔夢 短編 前編私の心のお兄さん 大学三年生になって、そろそろ就活を始めないと、そう思ってインターンに応募した。インターン先で、まさか、あの人と再会するなんて。
インターン初日。説明を受けた後、指導してくれる先輩方に挨拶をしに、他のインターン生たちとぞろぞろと移動した。部屋に入ってすぐに目に留まった。赤茶にところどころ緑が混じっている髪の毛をした頭。嘘でしょ、と思わず「えっ」と声を出してしまった。その声に気付いた彼はこちらを見て、彼も目を見開いて驚いて椅子から立ち上がった。
「き、君は……」
「観音坂さん、ですか?」
もはやここで会ったのは運命なのだと、そう思いたくなるほどに、この観音坂独歩という人物は、私にとって、いや、私の人生にとってとても大きな存在の一人だった。
5492インターン初日。説明を受けた後、指導してくれる先輩方に挨拶をしに、他のインターン生たちとぞろぞろと移動した。部屋に入ってすぐに目に留まった。赤茶にところどころ緑が混じっている髪の毛をした頭。嘘でしょ、と思わず「えっ」と声を出してしまった。その声に気付いた彼はこちらを見て、彼も目を見開いて驚いて椅子から立ち上がった。
「き、君は……」
「観音坂さん、ですか?」
もはやここで会ったのは運命なのだと、そう思いたくなるほどに、この観音坂独歩という人物は、私にとって、いや、私の人生にとってとても大きな存在の一人だった。