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DONE #土銀ジューンブライド企画様、今年もありがとうございます!相変わらずうちの新婚なアレのひとたちのプロポーズの日なアレですが、宜しければお納めください6/6はプロポーズの日
ちょっと相談乗ってくれ、と土方が言い出したのは、よく晴れた日曜日の昼下がりのこと。その日はふたり揃って休みだったので、昼飯は素麺にした。
ゆで卵にツナ、庭からとってきた小ネギとミョウガをたっぷり刻む。白胡麻、糸唐辛子、花山椒。ごっそり茹でた素麺をそれぞれ丼に入れ、好きなように具と薬味を乗せてつゆをかければ出来上がり。これマヨネーズ入れるとうめえから、と教えると、土方の目が少年のように煌めいた。
腹いっぱい好きなアレンジで素麺を食べて、熱い番茶をいっぱいずつ。湯呑み片手に、片付けの前に何か甘味でも食おうかな、と銀時が思案しているところに、土方から相談を持ちかけられた。
なに、とどうでもない返事をすると、
「そのな、プロポーズの言葉って、どんなもんなんだ」
とそんなことを言い出した。
藪から棒だ。
「はあ? プロポーズ?」
「おう」
「なに、お前、どこかにしに行くの?」
「違う」
ンなわけあるか、とちょっとご立腹になりながら土方が語ったのは、こうだ。
世の中が少し落ち着いて、真選組にも春が来た。若い男連中が人生の春を謳歌しはじめ、お付き合いからゴ 2787