izayoi601
DONE私の中で惇攸ブーム到来で書いてみた惇攸の現パロです。居酒屋の相席から始まる関係。お互い想ってはいるけれど言葉足らずだったり不器用だったりの両片思いが理想です…どちらかというと荀攸殿の方が悶々と募らせがちなのが好きです。この後釣りに行っても気遣いすぎて距離が縮まるまで長そうな二人。もし宜しければ。酔いに任せて「相席でも宜しいでしょうか?」
会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。
4440会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。