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    izayoi601

    @izayoi601

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    izayoi601

    DONE桜の季節の話が久々に書きたくて、かくわい先生としょうかいくんがただ話してる学パロになりました
    この二人の親子みたいな関係性が好きで…ずっと温かい関係で居て欲しい
    青春しているしょうかいくんが先生には素直に本音を話せるところを書きたかっただけですがもし宜しければ
    ぶんおうくんは出てきませんがほんのり鴦鍾です
    私の先生「何なんだ、あの女……」
     今日は進路相談の筈だろう。天命館学園では二年生の春に行われる、担任からの個別面談。一年から引き続いての辛憲英先生と向かい合い、肝心の進路の話はほんの数分。まぁ私程優秀ならば口を挟まれる様なことも無いのだが、切り替わった話題が実に下らない。
    『文鴦君とは、その後如何ですか?』
    やれ『仲良くなられたのでしょう?』だの『ご友人との旨は胸を張って話すべきですわ』だの、駄洒落混じりに満面の笑みを浮かべながら根掘り葉掘り。ここ最近では最も疲弊した、もう何も話したく無い。
    「……それで、此方に居らしたのですね」
    気が付くと化学準備室の方向へ足を進め、まだ旧式とあいつが揃っていないことを見計らい扉を開ける。ローテーブルに緑茶を置かれ、少しずつ啜れば動かしたくなかった口でも言葉が奥底から湧き出て来た。
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    izayoi601

    DONE公式さんのエイプリルフールから妄想して勢いで書いた、まんちょうどのが開発したARデバイスを付けるほせどのの現パロ超法小話
    二直とまんちょうどのは同じ工科大に通っている設定です…試作品で色々振り回されてほしい
    まんちょうどの久々に書いたので温かい目で見てやってください
    ちなみにじょしょどのはばたいどのの姿が見えた途端名前を呼びながら抱き締めました
    映るのは「……と言う訳で、早速着けてみてくれるかな」
     その訳を説明されても、俺に着ける義理は無いのだが。高校を卒業して工科大生活が始まってからというもの、徐庶と学部が同じことで出会った一癖ある彼の行動には呆れさせられた。流石教授から、創学以来の変わり者と言われるだけはある。大学部まである筈の名門鳳凰学院から、自由に発明へ没頭したいだけで此方を選んだという経緯だけでも納得したが。
    ゼミ棟の一室に篭っていたかと思えば、今も翡翠に光るサングラスの様な電子機器を否応無しに持たされてしまった。
    「ですから、何で俺まで」
    「ははっ、何事もデータは多いに越したことないじゃないか」
    要は趣味で作った発明品の実験台だろ。無邪気に至極当然という表情で答えられ、溜息を吐く。
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    izayoi601

    DONE思いついたので一人飯するじょしょどのの話。台詞などでも西涼二直の中ではじょしょどのが一番食事好きな方かなと妄想…脳内で色々分析しながら食べてたら良いです…後半は若も。庶岱と超法前提ですがもし宜しければ。ちなみに去年の流星での超法ネップリと同じ店です。
    早朝、一人飯「これは、まずいな……」
     冷蔵庫の中身が、何も無いとは。すでに正月は過ぎたと言うのに、買い出しもしなかった自らが悪いのも解っている。空のビール缶を転がし、どうも働かない頭を抱えつつダウンを着るしかない。朝焼けの陽が差し込む中、木枯らしが吹き付け腕を押さえた。酒だけで腹は膨れないのだから、仕方無い。何か口に入れたい、開いてる店を探そう。
    「……あ」
    良かった、灯りがある。丁度食べたかったところと暖簾を潜れば、二日酔い気味の耳には活気があり過ぎる店員の声で後退りしかけても空腹には代えがたい。味噌か、塩も捨てがたいな。食券機の前で暫く迷いつつ、何とかボタンを押した。この様な時、一人だと少々困る。何時もならと考えてしまう頭を振り、カウンターへと腰掛けた。意外と人が多いな、初めての店だけれど期待出来そうかな。数分後、湯気を掻き分け置かれた丼に視線を奪われた。
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    DONETLで8若の中国語版親愛台詞が凄いと拝見し確かめてみたら本当に凄かったので思わず書いた、ほせの寝込みに若が囁く超法です。普段大音量ボイスの若が吐息と共に声を掠れて発する一言で、特別な人間への多大な感情が伝わってきて妄想止まりませんでした…若の愛が強すぎる付き合ってない両片想い。もし宜しければ。
    たった一つの「法正殿……?」
     執務室を覗けば机に突っ伏し、微かに動く肩に思わず言葉を呑み込んだ。本当は耳に入れて置きたい報告があったのだが、今暫くは休ませておいてやりたい。このまま去ろうとも考えたが、どうも離れがたく密やかに距離を縮めてみる。指先は筆を持ったままとは、本当に仕事熱心であられるな。主君への恩為とはいえ、尊敬に値する。蝋燭に照らされ艶めく前髪の隙間から、意志の強い眉と長い睫毛が揺らぐ。
    一族の長になった瞬間から、復讐の為に只管戦うことが正義と信じてきた。その様な俺に、新たな居場所と共に守るべき主君を与えてくれたのだ。燻り消えかけた正義が、再び温かく松明を灯し猛り盛る。
    その辺りに放ってある布を拾い上げ、なるべく静かに平服姿でより薄く見える背へと広げた。その滑らかな黒髪に、指先でもっと触れてみたい。小さな吐息が漏れる唇に、月灯りに映える褐色の首筋に。何と欲深く、胸の奥から熱く魂が叫ぶのだ。軍師殿としての敬愛は、何時しか別の感情に変わっていたのだろう。
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    izayoi601

    DONE呉11章でそうきゅうくんが騙されていなかったという事実に、影で青じょしょどのが関係しているのではないかと勘繰らずには居られなかった庶休の話。6章で友人関係を築いたのが此処で効いていたら良い…アプリでは二人の未来が切り拓かれている妄想が止まりませんでした。少しだけまんちょうどのも。もし宜しければ。
    拓かれた道へ「ありがとう、徐庶殿」
    本来ならば占領されたかもしれないというのに、石亭には驚くほど平穏な静寂が訪れていた。包み込む蒼天の星々を見つめれば、隣からの真っ直ぐな声に漸く張り詰めた糸が緩む。
    「……それは、此方こそだよ……君が俺の言を受け入れてくれて、従ってくれたからだ」
    周魴の書簡は、曹休殿を信じ込ませるには充分な代物だった。しかし俺には、どうしても違和感が拭えない。進軍の時期、彼の性格を熟知しこれでもかと情に訴えた内容。呉には今も優秀な軍師が居るだろう、『完璧』過ぎる程に。俺自身も、手紙で此処に来ざるを得なかった記憶が甦ってしまう。
    「最初は驚いたな、俺にやり遂げられるかも解らなかったが……」
    此処まで書いてくれているのに何故疑うのか、と予想通りに聞かれたが必死に騙された振りをする様説得した。背に腹も代えられず、自らが魏軍になった経緯を話せば驚愕の瞳で見詰められても。
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    izayoi601

    DONEにょたものを一度は書いてみたくて、典攸♀を書いてみました。女子らしく頑張ってみるロリ体型攸♀と威圧的に見えて優しい典韋殿の身長差カプだと大変たまらないです…ゆっくりどきどきしながら距離を縮めて欲しい…。女子ならではな話にしたくて、個人的には楽しく妄想出来ました。ちょっとだけ彧♀、嘉♀も登場しますがもし宜しければ。
    そのままで。「お待たせ致しました……典韋殿」
    「ん、お……おう……」
    声がした方へ目線を下げれば、走って乱れた深藍色のスカートを制服の襟と共に整えている。
    「別に急がなくていいぜ、待ってるだろ」
    「何事も、迅速対応が肝要です」
    「……そっか、ありがとな」
    冷静な青藍の瞳に見つめられちまうと、どうも胸が騒つく。
    「此方こそ、何時もありがとうございます……宜しいのですか」
    「ん、別に構わねぇよ……わしが勝手に待ってるだけだ」
    「そうですか……申し訳無いのですが、此方としては心強いです」
    無造作に首先まで切った髪、頭も良いことが解る口調で余計なことは喋らねぇ。教室でも髪型だの化粧だの煩く会話するのが女子ってもんだろうと思っていたが、こいつは制服以外全く違う。今迄見たことねぇもんだから、目が離せない。放っておけない理由は、他にもあるんだけどよ。
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    izayoi601

    MOURNING二年前に書いた艾淮本の番外編。
    現パロで定軍山の関係性を書いてみたくて、棋士淮殿の好敵手ならほせかなと試し書きしたものです。いざ書いたら艾淮が少なく、はまったばかりの超法を入れ込み過ぎ誰得なのか解らない話になってしまった…と仕舞っていましたが折角書いていたので此処にあげておきます。書いた私だけが楽しかった話(大体そう)ですがもしご興味ありましたらお暇な時にでも。
    忘れ難い好敵手「…おや、大分上手になりましたね…鄧艾殿」
    「いえ、当然ですが…やはり、郭淮殿はお強い」
    共に過ごせる時、リビングに将棋盤を置いて愉しむのも一興。貴方と向き合うのは、人生を将棋に捧げてきた私にとり大切なものだった。勝敗はどうより、貴方のことが手に取る様に解るから。
    「ふふ、けっほ…貴方の盤石に固めた差し方をするところ…とても、好きですよ」
    「はは…どうも、無作為に飛び出す勇気は無く…見事に隙を突かれてしまいます」
    「将棋は、性格が現れますからね」
    盤の上を眺め、相手がどの様な考えかを読み解き降すのが棋士。重厚な守備と揺るぎない実直さを感じ、何時までも差して居たかった。
    「今更ですが、郭淮殿は棋士として様々な方と差しておられますよね…何方か、印象深い方はいらっしゃいますか?」
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