periofeel
MOURNING三日月が自分の事を嫌っていると思っている一振目の山姥切国広となぜか一振り目と仲良くなれないので二振り目のまんばくんを日々孫可愛がりしている三日月宗近と二振り目ことひろくんの日常の話。既刊の「あしたなんていらない」の前日譚です。
ひろくんの日常俺は山姥切国広。この本丸では二振り目にあたる為、皆からはひろくんと呼ばれている
「ひろくんや、奥の席が空いているところがあるぞ」
この穏やかに話しかけてくるのは、三日月宗近。
そう、天下五剣の中でもっとも美しいといわれるあの刀だ
なぜこの名刀中の名刀が俺なんかの世話を焼いてくるのかと言えば、鍛刀直後に勘違いで忘れられていたのを三日月に発見されたことから始まる
見た目から想像しにくいがこの三日月は大体のことをそつなくこなせ、特が付くまでの間面倒を見てもらっていたのだ
三日月は美しいだけでなく何でもできるものかと思っていたが、個体差というものがあるらしく、他の本丸の三日月はまた違うようだ
今では世話されるという事も減ったが、今日のように世間話をしたまま食堂に一緒に来ることも少なくない
2807「ひろくんや、奥の席が空いているところがあるぞ」
この穏やかに話しかけてくるのは、三日月宗近。
そう、天下五剣の中でもっとも美しいといわれるあの刀だ
なぜこの名刀中の名刀が俺なんかの世話を焼いてくるのかと言えば、鍛刀直後に勘違いで忘れられていたのを三日月に発見されたことから始まる
見た目から想像しにくいがこの三日月は大体のことをそつなくこなせ、特が付くまでの間面倒を見てもらっていたのだ
三日月は美しいだけでなく何でもできるものかと思っていたが、個体差というものがあるらしく、他の本丸の三日月はまた違うようだ
今では世話されるという事も減ったが、今日のように世間話をしたまま食堂に一緒に来ることも少なくない
periofeel
MOURNING現パロで同棲している三日月とまんばくんのけんかしたあとの話このまんばくんはスパダリのごとく男前ですがベッドの上ではとろんとろんのネコチャンになるタイプの受けです
三日月は混ぜる係「……今日はソファで寝る」
おやすみ、と視線を合わせぬまま告げられたので勝手にすればいいとベッドに潜り込みながら適当に相槌を打った
なぜわかってくれないのか
ただ一緒に居たいだけなのに
(確かに、順番は逆になってしまったが……)
相談する前に話を進めたことは悪かったとも思うが、物事にはタイミングがあり
ここぞと言う時を逃せば次は無い
俺が話せば国広のことだから理解してくれるだろう。そう思ったのに
ちゃんと話をしたかったのに国広は怒って取り合ってくれなかった
カチコチと時計の秒針の音だけが響く部屋で妙に隣がスース―と風が抜けていくような気がして眠気が訪れる気配がない
枕元に置いたスマホを手に取り待ち受けを表示させれば青白い光に目が眩む
1887おやすみ、と視線を合わせぬまま告げられたので勝手にすればいいとベッドに潜り込みながら適当に相槌を打った
なぜわかってくれないのか
ただ一緒に居たいだけなのに
(確かに、順番は逆になってしまったが……)
相談する前に話を進めたことは悪かったとも思うが、物事にはタイミングがあり
ここぞと言う時を逃せば次は無い
俺が話せば国広のことだから理解してくれるだろう。そう思ったのに
ちゃんと話をしたかったのに国広は怒って取り合ってくれなかった
カチコチと時計の秒針の音だけが響く部屋で妙に隣がスース―と風が抜けていくような気がして眠気が訪れる気配がない
枕元に置いたスマホを手に取り待ち受けを表示させれば青白い光に目が眩む