藪逆46
DOODLEイメルダと転入生とセバスのひとこま(転セバ/付き合ってない)*イメルダ目線
*自機転
イメルダと転入生のはなしいけ好かない、胡散臭いやつ。
それが、五年生で異例の転入をしてきたあいつへの印象だった。
笑顔を貼り付けた仮面のような顔に、全く腹の見えない目。
一見物腰柔らかで誰にでも手を差し伸べているけれど、誰にも踏み入ることのできない壁がある。
スリザリンらしいといえばらしいのかしら。
お人よしとはとても言えないけれど、冷淡さみたいなものは不思議となくて、そこにまた腹が立った。
「今日も私の勝ちだね」
また負けた。今日も。
私の一番得意な箒も、このいけ好かない転入生には敵わなかった。
ひんやりとした夜の空気に汗が冷えるのを感じながら、拳を握った。
何度もシミュレーションして練習を重ねたけれど、結局この銀髪のにやけ顔が悔しさに歪むところはまだ見られていないし、正直なところ想像すらできていない。
1684それが、五年生で異例の転入をしてきたあいつへの印象だった。
笑顔を貼り付けた仮面のような顔に、全く腹の見えない目。
一見物腰柔らかで誰にでも手を差し伸べているけれど、誰にも踏み入ることのできない壁がある。
スリザリンらしいといえばらしいのかしら。
お人よしとはとても言えないけれど、冷淡さみたいなものは不思議となくて、そこにまた腹が立った。
「今日も私の勝ちだね」
また負けた。今日も。
私の一番得意な箒も、このいけ好かない転入生には敵わなかった。
ひんやりとした夜の空気に汗が冷えるのを感じながら、拳を握った。
何度もシミュレーションして練習を重ねたけれど、結局この銀髪のにやけ顔が悔しさに歪むところはまだ見られていないし、正直なところ想像すらできていない。