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MEMO零盧♀とささくう♀。嫉妬の話。盧笙の家で揃って飲み会。空却はお酒は飲まず、ピザやらつまみやらを、飲兵衛らが呑んでいて食べないのをいいことにもくもくと食べている。テレビでは簓が出たドラマが流れている。
自分が出ているのを見たいものかと思うが、映りを気にするらしい簓は酒はそこそこにじっと見ていた。
嫉妬にかられた女が恋人に気がある女を殺してしまうサスペンス。
結局、女の勘違いだった、と割にあるといってしまえばある話。
その女の恋人の友人役だった簓。
じっと見ていたが見終えて、満足な出来だったのか、息を吐き出して、缶を一気に煽る。
「男前に映ってたじゃねぇか」
「元から男前やわ」
笑いながら、次の缶を開ける。
そして、せや、と零の方を見た。
「零は嫉妬とかせんの?」
「しないねぇ」
「ホンマに?」
「もう酔ってんのか?」
呆れ顔。
ひどく楽しそうに笑う簓。
「盧笙、学校じゃモテとるのしっとる?」
「へぇ」
「からかっとるだけや」
上がり症の教師などからかいやすいだけだ。
それを零も分かっているのだろう。知らなかったとしても気にした様子もなく、酒を煽る。
「余裕やなぁ。年の功?」
「今日はやけに絡んでくる 1444