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    こなもの。

    ラクガキなどをあげる予定です。

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    こなもの。

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    大人と子どもの境界線(タクルー)
    約束をする二人の話です。

    ##GHS
    ##文章
    ##タクルー

    大人と子どもの境界線(タクルー)「タクシーさん、やっほやっほ♪」
    「うわ…お前もよく飽きないなぁ……」

    仕事帰り。ホテルのロビーの一人掛けソファに腰掛けて、いつものように競馬新聞を読みながら上司が来るのを待っていた。上司への業務報告をもってタクシーの仕事は終業となるのだが、いつもこの僅かな休憩時間にやってくるのが、頭にデカイルーレット盤を乗せたこのルーレット小僧だった。

    「タクシーさんは歯磨きやお風呂に飽きたりするの??」
    「……つまり、お前の中でこれはルーティンなの?」
    「寝る前にお喋りするの、楽しいでしょ♪」
    「もうド深夜なんだけどなぁ……」

    子どもはもっと早く寝ろよ、成長出来ねェぞ?と、ゲンナリした様子のタクシーに言われて、ルーレット小僧はキャハハと笑う。

    「ボク別に成長しなくても良いもん♪」
    「……エ?」

    丸い目をしたタクシーに、ルーレット小僧が何?どうしたの?と小首を傾げる。

    「いや…成長したがらない子どもって珍しいなと…思っただけ」
    「ウーン……そうかな?」

    モラトリアムとかあるし、イマドキ珍しく無いと思うけどなぁと、ルーレット小僧がホップステップその場を跳ね回る。見えないケンケンパを、その場その場で紡いでいく。

    「モラ…お前いくつだよ……」
    「キャハハ♪」

    小声で溢したタクシーの言葉に、ルーレット小僧は笑いながらくるりと振り返った。

    「タクシーさんには、いくつに見える…?」
    「……!!」

    こちらを見てニンマリと微笑むルーレット小僧の表情には、先程のあどけなさの欠片も無く──言葉を失ってしまったタクシーは、年代バレしそうな文言だな…と辛うじて出た当て擦りで息を吐いた。

    「あ~ぁ、そういうこと言うからモテないんだよ?タクシーさん♪」
    「ハァ……そうですか…」

    ガッカリしたと言う顔で両手をやれやれと上げたルーレット小僧に、タクシーは内心ホッとしていた。ルーレット小僧が時々見せるあぁ言った表情や間が、タクシーはどこと無く苦手だった。

    「でもタクシーさんがモテちゃったら遊んで貰えなくなるから、これからもそのままで居てね♪」
    「遊んでやってるつもり無いんだけどなぁ…」
    「でも、ここに居てくれるでしょ?」
    「そりゃ上司を待ってるからだよ……」

    いつの間にかタクシーの股の間に座ったルーレット小僧は、ポケットから金平糖を取り出してポリポリと食べ始めた。小袋入りのそれを何粒か手のひらに乗せて、ハイ!とタクシーの口に押し付ける。不可抗力的に金平糖を口に転がせば、砂糖の甘さがジワリと身体に沁みわたる。あーぁ、なんでこんなとこで金平糖なんか食べてるんだ俺は…と、タクシーは肩の力がガックリと抜けた。

    美味しいでしょ??とニッコリ振り返るルーレット小僧がなんだか小憎らしく映り、タクシーはその頬を気紛れにワシャワシャと撫で回してみた。柔らかそうな頬は揉んだり、軽く摘まんでみてもやはりモチモチで、うん、子どもだな…とタクシーは一人納得をする。適当に飽きて手を離せば、ルーレット小僧はポカンと口を開けていた。

    「なに、してるの……?」
    「エ、いや…触り心地良さそうだったから…?」
    「……セクハラで訴えられても知らないよ?」
    「せ、セクハラ……!?」

    ジトッとした目で睨まれて、タクシーは思わず両手を上げた。主人に構って欲しい犬の様に、適当に撫で回してもてっきり喜ぶものだと思っていたタクシーはすっかり面食らってしまったのだ。それにしても、グレゴリーサン遅いなァ…と露骨に話を反らし腕時計を見るタクシーに、グレゴリーさんならさっき“あいどくしょ”を持って、部屋に走っていったけど?とルーレット小僧はあきれた顔で告げた。

    「あ、あのジジイぃ……っ!」

    片手に持っていた新聞をグシャリと潰したタクシーに、教えて上げたお礼、待ってるね♪とルーレット小僧は鼻歌交じりに言った。

    「いや──何なら喜ぶんだよ……」
    「ウーン、ドライブとか?」
    「……外に出たいのか?」
    「まさか!タクシーさんと遊びたいだけだよ?」

    このホテルから外に出られない事は、すでに折り込み済みらしい。しかし撫でても喜ばないのに遊びたいとは、よく分からないガキだなぁ…とタクシーはタメ息をついた。

    「じゃあまぁ……今度な…」
    「……!楽しみにしてるね♪」

    言質取ったからね♪と言い残し、ルーレット小僧はストンと椅子から降りると、そのまま走り去っていった。あぁ適当に返事をしなけりゃ良かったなあ…とタクシーはほんの少し後悔したものの。すぐ一服のタバコに火をつけて、どこに連れてってやろうかな…と思考を巡らせ始めたのだった。

    おわり。
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    Q781N

    DOODLE涙と約束(付き合ってるマオックス)
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    「マオって、映画好き?」
    「そうでもない」

    やば。即答しちゃった。パッと笑ってみせていつものように「アレくんは?」と聞く。
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    「デートっていうと、遊園地とか美術館とか映画館とかが定番らしいから」

    一般的な話じゃなくてアレくんが好きなのかどうかを聞いたのに。…オレが取り繕ったから、好きかどうかを言えなかったのかな。

    「普通の恋人の真似事がしたいの?」

    そう意地悪に聞いてみる。

    「マオとなら、なんでもしてみたいよ」

    並んで座ったソファの上で、アレくんは愛おしそうにオレの髪を指で梳いていた。軽く頭を動かして指に擦り寄ると「猫みたいだね」と彼は笑う。
    前のオレなら、うやむやにして話を切り上げてたんだろうけど。今相手にしているのはどうでもいい有象無象なんかじゃない。この世界でただ一人、オレのことを知っていてほしいと願う相手だ。

    「ねえ、アレくん」
    「なに?マオ」

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    Yoruma_ma

    DOODLEレムラキの告白の話なんですけど好きです、とうっかり伝えてしまったレムナン
    珍しくキョトンとするラキオ

    すぐ自分の失言に気がついて慌てるレムナン
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    ラキオは相変わらず目を丸くしたまま、ことんと首を傾げる
    「汚い、って何?」
    「え」
    「それ君の価値観だよね?」
    例えば、とラキオは人差し指を立てる
    「君、動力炉とか好きだよね…結構花や草も。イートフェチでもあるよね。僕はどちらも好まない。機械油は臭くて汚れるし、土なンか触りたくないし、食欲に乱されたり消化に力を割いてしまうのもごめんだね」
    「人の好きと嫌いって複雑で嫌になるよね。ま、でも違いがあることは君でもわかるだろうに」
    いつも通りベラベラとしゃべり続ける
    レムナンは軽く呆気に取られてこくりと頷いた

    「で、君さ。今僕が述べたようなことを、僕の価値観を突きつけたら腹を立てたことがあるよね。そんなの人によりますよね、口出さないでください、ラキオさんには関係ないじゃないですか!ってさ」
    そうだ 1282