時系列的にはAnotherエンド数か月後くらい。
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「……ルーク、縮んだ?」
「いや、君の身長が伸びたんだろ!?」
さすがに僕もまだ縮む年齢じゃない……ないよな? などと慌てているのは、数か月前にリカルドに戻ったはずのボクの「ヒーロー」、ルークだった。詳細は知らないけれど、なんでもナデシコさんに急に招集されたらしい。
ルークに会えて嬉しい反面、まだ笑顔で会える心の準備もできてなかったから、どんな顔をしていいものか口ごもっていた。そんな時、ふとボクがルークへ向ける視線が前より下がっているような気がして。
そして冒頭の言葉に戻る。ルークは「いやぁ、確かに前から僕よりシキのが大きかったし……」などうんうん唸っている。
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