アラン・シャイロディーヌ常に偉そうなで高飛車な態度をとる【傲慢】。あらゆる分野において高い能力を持ち、自分本位で他人を見下している。
本来の性格はこのようなものではなく、天真爛漫で元気な少年だった時期もある。今の彼のような振る舞いを習得するには、何でもすぐにできてしまう彼にしては珍しく時間がかかった。
シャイロディーヌ家の長男としてあるべき姿、求められる姿でい続けることも自身の変化も受け入れている。プライドが高く、敗北を嫌う。
【アカデミー時代】
幼い頃からアランに仕えていた召使いと行動をともにしていた。アランは成績優秀だったが、飛び級はしなかった。それは召使いの青年と一緒にヒーローになりたかった、という彼らしくない珍しい動機からであったが、それは叶わなかった。彼の死亡後、友人と呼べるような人間はいなくなった。友人だと思っていたのはアランだけであったが。
【関係性など】
アルム・リヴァー、リーファ・グレイアス
アランのメンター。世話焼きでかなり干渉してくる彼らに対して鬱陶しがる素振りをみせるが、居心地は悪くないと感じている。
リーファのことは「送迎係」と呼び、迎えに来させることがしばしば。アランは信頼できる人物にしか運転をまかせない。ともに過ごすうちに、この人たちは自分に危害を加えないだろうと判断した。
フレジエ・レーヴ
アランの同室。フレジエの体躯が小柄なことや、自信のわりには実力が備わっていないという理由から彼のことを見下し偉そうな態度をとる。しかし、彼の勤勉なところや真面目で熱心な態度については高く評価しており、態度にはなかなか出さないが、実はかなり好ましく思っている。アランは基本的に他人が近くにいると眠れないが、フレジエは寝込みを襲うような人間ではないと、彼の前では眠ることができる。
ディアナ・ジェイダイト
同じサウスのルーキー。その在り方や生き方、彼女の言動に、アランはよくナイフを突きつけられたかのような、あるいは刺されたような何とも言えない気持ちになることがある。調子が狂わされてしまうが、悪い気はしない。彼女の前では態度がいくらか軟化し、作戦や日常生活での出来事に対して意見を求めることがたびたびある。
フィエーヴル・シャルドン
同じルーキーで最も仲が悪い人物。さらに言えば、アランが出会い、関わった人物のなかで一番仲が悪い。彼のありとあらゆる言動が目に入り、癇に障り、些細なことでよく言い合いをしている。どうして彼の言動を無視できないのか、どうして彼にだけは負けたくないと思うのかは分からない。
よく殺し合いをしているからか、フィエーヴルの戦い方をよく理解しており、協力して戦わなくてはいけない場合はサポートに徹し、フィエーヴルの能力を最大限活かすような戦い方をする。
ルーカス・シュヴァリエ、レイチェル・シュヴァリエ
アランがヒーローになって初めて敗北した相手。それから、アランのなかで“越えなくてはならない壁”となり、どこか冷めていた気持ちに火がついた。徐々に彼らの強さ、在り方に敬意を表するようになる。
ライズ・トゥルース
同い年のルーキー。愉快で面白いと思っているが、その言動に苛立つことも多々ある。しかし、彼を見ているとなんとなく弟を思い出すのでごく稀にライズに対して柔和な態度をとることがある。彼が作ってプレゼントしてくれたぬいぐるみなどは実家に送り保存している。
宮ヶ瀬カオル
同い年のルーキー。性格や振る舞い方、剣の腕前を好ましく思っており、剣の腕前に関しては一目置いている。人間性と実力を信頼しており、背中を預けることができる。
ゼノ・ゲイル
ひょんなことから関わりをもつことになり、楽観的で物怖じしないゼノの積極性に押されて色々なことに巻き込まれている。何もかもが未知の世界なので「これはなんだ」「これはどうなっている」とゼノに質問をしている。
エラリー・フォックス
アランの父親とエラリーの父親が友人関係にあることを知っており、エラリーのことは彼よりはるか昔に知っていた。エラリーは何も知らない。