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    ankounabeuktk

    @ankounabeuktk

    あんこうです。オル相を投げて行く場所

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    ankounabeuktk

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    要介護ちゃんさんのイラストに許可を得て書いたSS

    ⇄【オル相】「君に触れてもいいのかい」
     お付き合いをする運びとなって久しいのに、この人は恋人という肩書を持ってしても俺が許可を出さないと触れてくる気はなかったらしい。
    「どうぞお好きに。ただし他人の目のあるところでは自重してくださいね」
    「それは、勿論」
     交際はいい。俺も望んだことだから。
     だが吹聴は困る。祝福の裏返しだとわかる揶揄いも、それ以外の主にナンバーワンに付随してしまうスキャンダルやゴシップの類にも一生縁なく生きていきたい。そんな俺の想いを汲んでくれている、と思う。
     だからこそ、忙しさにかまけて、交際を始めたという事実にどこか浮き足立ったまま二人きりの時間を敢えて避け続けて来た結果が、今現れている。
     左手は怯えながらも近づかずにはいられないとでも言いたげに、ゆっくりと伸びて来た。
    「……」
     指先が顎に触れる寸前に戸惑う。いいのかい、と視線が何度も問い掛ける。
     どうしてそんなにも、繰り返し確認する必要があるのだろう。
     まどろっこしいやり取りは性に合わない。だから手首を掴んでべたりと頬に触れさせた。迷う暇があるならさっさと触ってもらおうじゃないか。
     こうしたかったんでしょう?と視線を送った先でオールマイトは僅かに目を眇めて俺を見た。
     ばくん、と心臓が跳ねる。
     頬に伝わる熱より強く感情が流れ込む。
    「もう、逃してあげられないよ」
     低く、官能的な声が鼓膜を振るわせる。
     しつこいくらいの確認はそのためだったらしい。
     残念ながら、見せないにしてもこちら側にもそのくらいの覚悟は既にあるので。
    「上等ですよ」
     惚れているし、惚れられている。
     改めて思い知らされた事実を刻み込むように、俺は頬に添えさせた恋人の大きな手の甲に自分の手を重ねる。
     逃すつもりはないとそのまま指を絡めれば、オールマイトは薄く笑って俺の安い挑発に乗った。

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    ankounabeuktk

    DONEお肉さんとやっさんさんのピストロパロの感想文です。
    慣例打破【オル相ピストロパロ】 人の口ん中を散々に舐め回した舌がゆっくりと引き抜かれる。その海のような色をした目は俺を見ているようでいて、きっと自分の世界に入っている。
     テイスティングとはよく言ったもんだ。この人は俺にディープなキスをしてるつもりはないんだろう。俺の口の中に残ってるワインの風味を納得がいくまで探っているだけだ。
     酔った勢いで唇を触れ合わせて伝えた方法は向上心の塊のような人のお眼鏡に適ったらしい。再び求められれば断る理由はどこにもなかった。濡れた唇を重ねて微かに残る香りを味わうだけだったのに、最初に舌を差し込んだのは向こうからだった。
     あの時は求めていた手応えが得られなかったのか難しい顔をして眉が寄せられていたから、風味がわかりにくかったのだなと思った。入って来た舌は上右頬の内側と歯の間からゆっくりと左端まで動いた後、そのまま下に移って反対へ戻って行く。その後、気を散らすまいと身動きを止めた俺の上下の歯の間から奥へ滑り込んで来る。真ん中に平たく寝転んでいる俺の舌を一周、猫の挨拶みたいにさらりと流して舌は離れた。
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