Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    まつしま

    リバの民のショタコン

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 11

    まつしま

    ☆quiet follow

    珍しく混じり気のない純然たるレイノマ
    書き上がったらpixivに載せます
    また進捗載せるかも…尻を叩いてくれ…

    #レイノマ
    rhinoma

    結婚したレイノマ「ただいま」
    「おかえり」
    レイが帰宅するのを、風呂上がりのノーマンが出迎えた。何故かレイの黒いパジャマを着ていた。上だけ。繰り返す、それはレイのパジャマである。
    上下セットでありながら色をカスタムでき、肌触りも良く乾燥機に放り込めるそれは彼らのお気に入りで鬼リピしている。白がノーマンで黒がレイ、下は色を交換して、色違いでありながらお揃いというとんでもない代物である。
    ノーマンが着るとパジャマからにょっきりと足が生えている状態になる。華奢で肩周りに肉がないため、裾が余ってギリギリ見えない。惜しい。なにがとは言わないが見えない。下着の有無までは分からない。
    レイはくらりと脳が揺れた気がした。今にも倒れそうである。愚息はすこぶる元気になった。
    「ハァ〜……風呂入ってくる」
    「……そのままでもいいよ?」
    「汗かいてるから」
    レイにとっては全然よくないのだ。彼はノーマンを傷つけることを禁忌としている。欲に任せて抱き潰すなどもってのほかだ。一旦冷静になりたい、とレイは距離を置く。
    しかしノーマンはお構い無しにずいっと迫り、肩に顔をうずめた。
    「レイの‪におい好きだけどなぁ」
    そういうところである。
    「ノーマン……“待て”くらいできるだろ?」
    「ごほうびくれる?」
    甘えた声で耳元に囁く。ふふっと笑う吐息の追撃に、レイは下唇を噛んだ。
    「うん」
    「どうしよっかなぁ」
    すう、と首筋に顔を寄せる。レイの匂いはノーマンを魅了してやまない。虫が花の香りにつられるように、それは抗い難いものだ。だと言うのに随分ひどいじゃないか、とノーマンは左手でレイの頬をなぞった。薬指の指輪がきらきらと光っている。
    言外の猛抗議にも屈せず、レイは頬にひとつだけキスをして離れた。とろけそうな青い瞳と目が合った。
    「すぐ行くから」
    「……わかった、いい子にしてるよ」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    🙏💴💴💴💘🙏😭☺💒💒☺☺💘💒💒💖💴💴
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    umemhyk

    DONE【1話前編】ブラッドリー×モブ(名前無し)の夢小説のようなものを初めての小説として書いてみました。

    もしもあなたが、違うかたちでブラッドリーに出逢ったら?
    真っ白な大地を背に飛ぶ魔法使いへの憧れ。胸の奥にあるそのきらめきを、盗賊は必ず見つけ出す。どこでどんなふうに生まれても、“太陽”はきっとあなたを照らしてくれる…

    そんな祈りを込めてこの物語をお届けします。
    名も無き花はひだまりに揺れて 一輪目・名も無き銀細工師 〜前編〜カランカラン。

    その魔法使いは前触れもなくやって来た。
    まるで私の旅立ちを見計らったかのように。

    漆黒と白銀の髪、射抜くような夕闇色の瞳。

    「ようじじい」

    「いらっしゃいませ…おお、これはこれはブラッドリー様。久方ぶりですなあ」

    「あ、お前あん時のちっちゃいのか」

    「ははは、こんな老いぼれにちっちゃいのは止してくださいよ」

    「よく言うぜ。俺様の半分も生きてねえのによ」

    お師匠が何やら親しげに話しているのは、数十年ぶりにうちの店に来た“常連”だ。

    西の国の北東部、北の国との国境に近いこの銀細工屋は北からの来客も多い。なかでも盗賊を名乗る魔法使いの太客が数十年に一度来るとは聞いていたけれど、まさかたった一年修行に来ている私がその姿を見られるなんて。しかもここから旅立つ前日に。
    1790