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    last_of_QED

    @last_of_QED

    ディスガイアを好むしがない愛マニア。執事閣下、閣下執事、ヴァルアルやCP無しの地獄話まで節操なく執筆します。デ初代〜7までプレイ済。
    最近ハマったコーヒートーク(ガラハイ)のお話しもちょびっと載せてます。

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    last_of_QED

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    微エロ🔞執事閣下🐺🦇【君と微睡む】寝正月も致し方ない。

    #ディスガイア4
    disgaea4
    #執事閣下
    deacon
    #フェンヴァル
    fenval

    君と微睡む【君と微睡む】



     魔界の果て。そこは罪を犯した魂、或いは帰る場所の無い流れ悪魔(もの)たちが最後に行き着くところ。そんな地の底、地獄にも新たなる年は訪れる。そして意外にも「新年らしい」様相を見せるのだから珍妙だ。
     しかしそれは年の始まりを厳かに祝う……という趣きでは決してなく、何かにかこつけてお祭り騒ぎをしたい適当な悪魔が多く居るだけのこと。
     そしてそれを知って、優れた地獄の統率者はささやかに今日という日の準備を進めていた。年に一度ぐらいは、罪人も、ろくでなしも、多少呆けても良かろうと。





     飾られた鏡餅の丸いシルエットを見つめ首を傾げている少女。デスコ、という呼び声に振り向けばその姉が少女に向けて手を差し伸べた。

    「おねえさま!」
    「ほら、行くわよ! 皆待ってるんだから」

     少女が手を引かれ歩くいつもの拠点には正月の飾りがそこかしこに施されている。
     時空ゲート上にはしめ縄が。そして、その両脇には首を吊るのに丁度良さげな用途不明の紐までセットでぶら下がっている。年中無休で職務をこなす時空の渡し人とてこの日ばかりは極力仕事をしたくないのだろう。「なるべく通行人が来ないよう不吉な装いにしてみました」と彼女は平然と言ってのけた。
     ローゼンクイーン商会は福袋と称し中身不明のアイテム詰め合わせを売り出しているし、魔界病院では「沢山やられてきてください♡」と、何やら見慣れぬ怪しい縁起物をダメージ報酬にと設けている。
     いつもとは違う地獄の装いに、デスコに備わる複数の目がきょろきょろと辺りを見渡す。

    「お餅、食べるの楽しみね?」

     フーカはデスコに向け笑いかける。それだけのことがとびきり嬉しくて、妹は視線を姉へと向け、目を細めた。

     姉妹は地獄の大広間へと辿り着く。そこで待っていたのは死神と天使、そして漂うご馳走の匂い。

    「お待たせ! さあ、宴会を始めるわよ──って、あれ? ヴァルっちは?」
    「吸血鬼さんを追って狼男さんも出て行ってしまいまして……」
    「へ? なんで?」
    「ヴァルバトーゼ閣下は先ほどの年始の挨拶のあと、即行で執務室に戻られたッス!」
    「仕事納めの一秒後に仕事始めを宣言した閣下に『いい加減ぶっ倒れますから今日ぐらいはお休みください!』とか何とか言ってフェンリッヒ様も追いかけて出て行ったッス!」

     プリニーたちの手によって正月らしい食事が運ばれ、テーブルは彩られる。豪勢とまでは言わないが、今日を祝うには充分なだけの料理と酒。給仕を任されるプリニーたちも、この日ばかりは酒を飲むことを許される。ほろ酔いで主従不在の事情を説明する彼らにアルティナは運ばれて来た田作りを幾らか分けてやった。

    「事実、ヴァルバトーゼの奴、働き詰めで疲れてるんだろうな。あの様子じゃフェンリッヒが今頃無理矢理寝かしつけてるんだろうし……少し寝かしておいてやらないか?」

     エミーゼルの提案に僅かばかり唸ったあとで「賛成!」とフーカが笑えばアルティナ、デスコ、エミーゼルも「賛成ですわ」「賛成デス!」と続き、四人だけの暗黒議会は此処に満場一致した。

    「お祝いはまだまだ始まったばかりですものね。お二人が起きて来たあとで、特製イワシおせち、披露しましょう」

     四人は顔を見合わせ頷いた。忙しない毎日の中、地獄の住人の為にと奔走していたヴァルバトーゼとフェンリッヒに、秘密裏に作ったイワシおせち。味の保証は微塵もないが、想いだけはたっぷりと込められている。

    「ヴァルっち、絶対喜ぶわね!」
    「早く起きて来てほしいデス!」
    「それじゃ本末転倒だろ」

     二人を心待ちにするテーブルは、ここ一年の振り返りで話に花が咲き乱れる。





     執務室。不穏な静けさを纏う薄暗いその部屋はプリニー教育係の仕事部屋である。執務机のすぐ隣にはヴァルバトーゼが寝床にしている棺桶が無造作に置かれていた。此処で働き、限界が来れば仮眠をとって、目が覚めればまたデスクへと向かう……地獄のワーカホリックは繁忙を理由にそんな滅茶苦茶な生活をしばらく続けており、執事であるフェンリッヒは頭を悩ませていた。プリニー教育係は確かに魔界に於いて就きたくない職業No.1ではある。しかし、ここまで生真面目に職務を全うせんとする悪魔もする悪魔だと、彼の働きぶりを見れば誰しもが言うだろう。そこまでする義理も給料もないというのにヴァルバトーゼはひたすら熱心に仕事をこなし続けた。
     フェンリッヒは部屋の主に声を掛ける。書類から顔を上げる吸血鬼のその顔にはやや疲れが浮かんで見える。椅子から立ち上がり、そのまま彼は伸びをひとつしてみせた。

    「閣下。ここ最近で最後に休暇を取られたのはいつになりますか?」
    「はて、いつだったろうか……」
    「真面目な貴方様のこと。ストイックな仕事ぶりに口を出す気はございません」

     ですが。そう言ってフェンリッヒは間合いを詰め、ヴァルバトーゼを後ろから羽交い締めにする。

    「ム!?」
    「まさか私如きに背後をとられる貴方様ではないでしょう。……ご自身のお疲れを自覚してください。このところ根を詰めて働き過ぎです。今日という今日はきちんと寝ていただきます」

     フェンリッヒは顔色が優れないことを指摘し、あらかじめ準備していた毛布を主人へと手渡した。

    「……私のもので恐縮ですが、それでも無いよりはマシでしょう。このところ随分と冷えますから」

     お身体、どれだけ冷えているかお気付きですか? そう問われ、両手の白手袋を外される。自身の手に、ひと回り大きい彼の手が添えられればヴァルバトーゼは二人の間の温度差に驚いた顔を見せた。

    「それでは、ゆっくりおやすみなさいませ」

     フェンリッヒが棺へとヴァルバトーゼを半ば強引に押し込め、蓋を閉める。こうなっては仕方ないと腹を括り、吸血鬼はそっと目を閉じた。そして、気付く身体の重さ、どっと迫る疲労感に、なるほど、シモベが言ったのはこういうことかと彼はようやく思い知る。

     暗闇の中、ヴァルバトーゼは手渡された毛布を引き寄せ、息を吸い、吐いた。陽だまりのように暖かく、月のように懐かしい匂いがした。
     この匂いを、嗅覚は四百年前から知っている。その間、目まぐるしいほどの変化が訪れたが、毛布の持ち主はずっと側で仕えてくれていたのだった。それが嬉しく、けれども吸血鬼の胸をどうしようもなく締め付けた。

     微睡みの中、男はぽつり、想う。寝床はもう十二分に暖かい。それでも──別のぬくもりが欲しくなるのは、冬の厳しい寒さのせいか。この毛布に包まれていると落ち着くのに、落ち着かない。身体の奥底から欲情を掻き立てるその矛盾が、ひどく不思議だった。

    「フェンリッヒ」

     小さく呟いた声が狭い棺桶の蓋の内側、すぐ目と鼻の先で反響する。
     吸血鬼は、兆しを自覚していた。じく、と己の中心が熱を持つがこの衝動をひとり慰める気分にはなれなかった。自慰に耽れども、どうせ大した快感は得られまい。そんな理由で、彼はしばらく性欲の発散もしていなかった。それはひとりでする発散以上の方法を身体が知ってしまったからで……要するに、フェンリッヒと主人と従者以上の関係を結んでからというもの、ヴァルバトーゼの身体は自ら慰めるのでは到底物足りなくなってしまっていた。狼男の手技を想い、真似て己の肌に手を添わせてみても燻った熱を発散するどころか、溜め込んでしまう。
     ぶつける先のない欲を誤魔化そうと小さく寝返りをうち、毛布を掻き抱いて目を瞑る。イワシが一匹、イワシが二匹……百匹まで数えたところでやはり上手く眠ることが出来ないと悟れば吸血鬼は遂に眠りを諦めた。棺の蓋を押し上げ、寝床から起き上がるとそこには求めてやまない男の姿があり、息を呑む。

    「お呼びですか、閣下」

     棺桶の中で発した声がどうか聞こえていないようにとヴァルバトーゼが願うよりも早く、フェンリッヒは主に悪戯に微笑んだ。





    「寝ろと言ったのは何処のどいつだ!?」
    「私ですね」
    「……寝かせる気、ないだろう……ん…ぅ…」

     囁き声が執務室で交わされる。向かい合うようにしてフェンリッヒがヴァルバトーゼを膝に乗せ、衣服の上から下半身へと指を這わせていく。

    「少々お手伝いを……何やら寝つきが良くないご様子でしたので」

     ここ、張りつめておられます、一度出してしまった方がすっきり眠れますよ。そんな風にからかい、じゃれつくような視線を寄越すフェンリッヒに、ヴァルバトーゼは気まずそうに視線を泳がせる。

    「ち、違う。これはただの生理現象で……仕事の疲れだ! お前も男なら分かるだろう!?」
    「ええ、分かっておりますよ」

     従者が主人の頭を撫でた。黒髪がさらさらと指の間からこぼれ逃げていく。不満げなヴァルバトーゼにフェンリッヒは告げる。

    「閣下、眠れなくても良いのです。横になっているだけでも身体は休息するそうですから……日頃多忙を極める我が主、一日くらいだらだらと微睡んでもバチは当たらないでしょう」

     ですから、ご一緒に。そう囁かれ、シャツの下に手が伸ばされる。するすると這う手とその手つきに期待するよう乳首が勃ち上がるのが分かり、咄嗟に腕を掴んで引き剥がす。

    「バッ……昼間から何をしている……これではまるで変態ではないか?!」
    「寝正月の何がいけませんか?」
    「適当なことを言いおって……!」

     適当な言葉で言いくるめ、ズボンのチャックを下ろすと既に湿り気を帯びるそこへフェンリッヒは優しく触れてやる。口でとかく言うほどには反応が悪くないのを確認すると、下着の下へと手を伸ばす。次第にその手の動きを強め、溢れる粘性の液を亀頭ににちゃり、焦らすように馴染ませていく。

    「……ぁ…いやだっ、フェン、リッヒ…」
    「こんなに悦んでおられるのに、何がお嫌ですか?」
    「毛布、が……」

     毛布の下で雄を扱かれ、控えめなペニスが勃っているのが目視で分かる。快感を逃そうと細腰が小刻みに揺れていた。
     狼男の背にしがみつき、首を振ってヴァルバトーゼが必死に訴えること。それは、このままでは毛布を汚してしまうからやめろと、そういうことであったが、その言い分はフェンリッヒに手を止めさせるどころか煽ってしまう要素でしかないことに彼自身、気付かない。

    「どうぞ、好きなだけ汚してください」
    「ダメだっ……手を離せ! や、ぁ、出てしま…う…っ、……〜〜!」

     嬌声が上がり、身体が跳ねる。ぐったりと脱力し、寄り掛かられるその重みが狼男には心地良かった。快感の証として主人から出された白濁が毛布に飛び散り、染み込んだのを確認して、さて、次は……そう、フェンリッヒが目の前の想い人の顔を覗き込めば、動きが止まる。そこには寝息を立て始める主人があった。
     従者は惜しいような、ホッとしたような表情をつくり、眉を下げる。膝の上の軽い身体を柔く抱きしめ「おやすみなさいませ」と小さく囁いてフェンリッヒもまた目を閉じた。

     彼らがイワシおせちにありついたのは、その日の随分遅い時間だったというが、それまでの間、如何様にして惰眠を貪ったのかは、二人だけが知っている。
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    DONEディスガイア4で悪魔一行が祈りに対して抵抗感を露わにしたのが好きでした。そんな彼らがもし次に祈るとしたら?を煮詰めた書き散らしです。【地獄の祈り子たち】



    人間界には祈る習慣があるという。どうしようもない時、どうすれば良いか分からぬ時。人は祈り、神に助けを乞うそうだ。実に愚かしいことだと思う。頭を垂れれば、手を伸ばせば、きっと苦しみから助け出してくれる、そんな甘い考えが人間共にはお似合いだ。
    此処は、魔界。魔神や邪神はいても救いの手を差し伸べる神はいない。そもそも祈る等という行為が悪魔には馴染まない。この暗く澱んだ場所で信じられるのは自分自身だけだと、長らくそう思ってきた。

    「お前には祈りと願いの違いが分かるか?」

    魔界全土でも最も過酷な環境を指す場所、地獄──罪を犯した人間たちがプリニーとして生まれ変わり、その罪を濯ぐために堕とされる地の底。魔の者すら好んで近付くことはないこのどん底で、吸血鬼は気まぐれに問うた。

    「お言葉ですが、閣下、突然いかがされましたか」

    また始まってしまった。そう思った。かすかに胃痛の予感がし、憂う。
    我が主人、ヴァルバトーゼ閣下は悪魔らしからぬ発言で事あるごとに俺を驚かせてきた。思えば、信頼、絆、仲間……悪魔の常識を逸した言葉の数々をこの人は進んで発してきたものだ。 5897

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    MOURNING世の中に執事閣下 フェンヴァル ディスガイアの二次創作が増えて欲しい。できればえっちなやつが増えて欲しい。よろしくお願いします。【それは躾か嗜みか】



    この飢えはなんだ、渇きはなんだ。
    どんな魔神を倒しても、どんな報酬を手にしても、何かが足りない。長らくそんな風に感じてきた。
    傭兵として魔界全土を彷徨ったのは、この途方も無い飢餓感を埋めてくれる何かを無意識に捜し求めていたためかもしれないと、今となっては思う。

    そんな記憶の残滓を振り払って、柔い肉に歯を立てる。食い千切って胃に収めることはなくとも、不思議と腹が膨れて行く。飲み込んだ訳でもないのに、聞こえる水音がこの喉を潤して行く。

    あの頃とは違う、確かに満たされて行く感覚にこれは現実だろうかと重い瞼を上げる。そこには俺に組み敷かれるあられもない姿の主人がいて、何処か安堵する。ああ、これは夢泡沫ではなかったと、その存在を確かめるように重ねた手を強く結んだ。

    「も……駄目だフェンリッヒ、おかしく、なる……」
    「ええ、おかしくなってください、閣下」

    甘く囁く低音に、ビクンと跳ねて主人は精を吐き出した。肩で息をするその人の唇は乾いている。乾きを舌で舐めてやり、そのまま噛み付くように唇を重ねた。
    吐精したばかりの下半身に再び指を這わせると、ただそれだけで熱っぽ 4007

    last_of_QED

    DOODLEディスガイア4に今更ハマりました。フェンリッヒとヴァルバトーゼ閣下(フェンヴァル?執事閣下?界隈ではどう呼称しているのでしょうか)に気持ちが爆発したため、書き散らしました。【悪魔に愛はあるのか】


    口の中、歯の一本一本を舌でなぞる。舌と舌とを絡ませ、音を立てて吸ってやる。主人を、犯している?まさか。丁寧に、陶器に触れるようぬるり舌を這わせてゆく。舌先が鋭い犬歯にあたり、吸血鬼たる証に触れたようにも思えたが、この牙が人間の血を吸うことはもうないのだろう。その悲しいまでに頑なな意思が自分には変えようのないものだと思うと、歯痒く、虚しかった。

    律儀に瞼を閉じ口付けを受け入れているのは、我が主人、ヴァルバトーゼ様。暴君の名を魔界中に轟かせたそのお方だ。400年前の出来事をきっかけに魔力を失い姿形は少々退行してしまわれたが、誇り高い魂はあの頃のまま、その胸の杭のうちに秘められている。
    そんな主人と、執事として忠誠を誓った俺はいつからか、就寝前に「戯れ」るようになっていた。
    最初は眠る前の挨拶と称して手の甲に口付けを落とす程度のものであったはずだが、なし崩し的に唇と唇が触れ合うところまで漕ぎ着けた。そこまでは、我ながら惚れ惚れするほどのスピード感だったのだが。
    ……その「戯れ」がかれこれ幾月進展しないことには苦笑する他ない。月光の牙とまで呼ばれたこの俺が一体何を 3613

    last_of_QED

    Deep Desire【悪魔に愛はあるのか】の後日談として書きました。当社比アダルティーかもしれません。煩悩まみれの内容で上げるかどうか悩むレベルの書き散らしですが、今なら除夜の鐘の音に搔き消えるかなと駆け込みで年末に上げました。お許しください…【後日談】


    「やめ……フェンリッヒ……!」

    閣下との「戯れ」はようやくキスからもう一歩踏み込んだ。

    「腰が揺れていますよ、閣下」
    「そんなことな……いっ」
    胸の頂きを優しく爪で弾いてやると、我慢するような悩ましげな吐息でシーツが握りしめられる。与えられる快感から逃れようと身を捩る姿はいじらしく、つい加虐心が湧き上がってしまう。

    主人と従者。ただそれだけであったはずの俺たちが、少しずつほつれ、結ばれる先を探して今、ベッドの上にいる。地獄に蜘蛛の糸が垂れる、そんな奇跡は起こり得るのだ。
    俺がどれだけこの時を待ち望んでいたことか。恐れながら、閣下、目の前に垂れたこの細糸、掴ませていただきます。

    「閣下は服の上から、がお好きですよね。着ている方がいけない感じがしますか?それとも擦れ方が良いのでしょうか」
    衣服の上から触れると肌と衣服の摩擦が響くらしい。これまで幾度か軽く触れ合ってきたが素肌に直接、よりも着衣のまま身体に触れる方が反応が良い。胸の杭だけはじかに指でなぞって触れて、恍惚に浸る。

    いつも気丈に振る舞うこの人が夜の帳に腰を揺らして快感を逃がそうとしている。その姿はあまりに 2129