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    もちもちピノ

    @pino1779

    @pino1779

    どうももちもちピノですよろしくです
    いろいろ描いてます

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    もちもちピノ

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    小説版

    #クレヨンしんちゃん
    crayonShin-chan
    #クロスオーバー
    crossover
    #HollowKnight

      満月の夜 一人の少女が降り立った。
    「春日部…私の理想郷……ここを拠点とした世界を作りましょう」
    そういうと少女は呪文を唱えた。

    「世界よこの地を一つに」


    ある暑い夏の日……クリクリ頭の男の子野原しんのすけは母親のみさえに起こされた。

    「こらしんのすけ!!今日は幼稚園の終業式でしょほら起きる」
    「おおっ!!」

    今日は幼稚園の終業式ということをうっかり忘れていたしんのすけは寝ぼけ眼で着替える。

    「ああ!!これはママのパンティーでしょうが!!」

    ズボンとパンティーを間違えてしまった。

    なんやかんやありしんのすけはバスに乗り込んだ。

    「眠いぞ」
    しんのすけがあくびをすると友達のマサオくんが言う。
    「ねぇみんな終業式終わったら暇?カスカベ山で虫取りしに行かない??」
    みんなにそういうが…
    「ボクは終わったら塾があるし」
    「ネネはピアノ教室があるから…」
    風間くんとネネちゃんに断られがっくしするが
    「ぼく…暇」
    「オラも」
    ボーちゃんとしんのすけはマサオくんに言うと嬉し泣きをする。

    「ありがとう二人とも…」

    そして……
    「体に気をつけて事故に遭わないように気をつけて楽しい夏休みにしましょう」
    園長先生の挨拶が終わり、みんなは帰る支度をする。


    一方その頃…
    カスカベ山では……空間の歪みがおきある生き物が現れた。その生き物は虚無というか無機質というかそんな雰囲気を醸し出していた。
    そんな生き物は見知らぬ土地で地図と睨めっこ

    「……」

    そして…しんのすけは家に帰ると虫取りの準備をしていた。

    「しんちゃん迎えに来たよ」
    「ボー」

    しんのすけは玄関のドアを開けた瞬間 クワガタのコスプレ姿で現れた。

    「いつもながら……まあいいや」
    マサオくんは呆れつつもしんのすけを連れカスカベ山まで行く。カスカベ山まで辿り着くと虫のいそうな木々や草を巡る。

    一方ボーちゃんは見たことがないオレンジ色のブニブニした物体を見つけた…
    「……ボー」

    しんのすけは周りをキョロキョロと見渡しいつの間にか山の奥に入っていく…

    「はぁマサオくん達ったら迷子になっちゃうなんて〜おっ?」

    目の前にクワガタに似た白い物体を見つけるそっと近づくと思い切り網を振り捕まえる。

    「とったゾ」

    クワガタ?は後ろを振り向くと剣?のようなものを手に取り網を切り裂いた。

    「ああ!!カイ●ズホームの売れ残りで半額だった安物の虫取りの網がぁぁ」

    クワガタ?はジリジリとこっちに近づいてきた。

    「何??」
    「……」

    その時 「返してよ!!」
    マサオくんの声が聞こえた。

    「マサオくん??」
    そこに現れたのはいじめっ子たちとマサオくん……そしてマサオくんが持つ虫籠

    「ここは俺たちの虫取り場だ!お前らは今すぐ立ち去れ!!」
    「助けてしんちゃん」
    マサオくんが叫んでる。

    「マサオくんの裏切り者!!」
    「ふざけてないで助けてよ!!」

    いじめっ子はクワガタ?を見る。

    「おいなんだよそいつは??」
    いじめっ子の一人が近寄った瞬間剣?でこうげきしようとするクワガタ?にびっくりして尻餅をついてしまった。

    「いってえな!!」
    クワガタ?は無言の圧力をかけていた。

    「何なんだよお前……」
    いじめっ子は恐怖のあまり仲間を引き連れ逃げ出した。

    マサオくんと虫籠は解放された。
    「ありがとう…」
    「いやぁ〜」
    「しんちゃんには言ってない 君は誰??」
    マサオくんはクワガタ?に尋ねるが何も答えない。

    その時ボーちゃんが現れた。

    「ボー」
    「あっボーちゃん」

    ボーちゃんの手にはカブトムシ…「蜜のありそうな…ところ探してた」
    「おおっ!!」

    ボーちゃんはクワガタ?に気づいた。

    「しんちゃん…」
    「おーボーちゃんオラのクワガタくんだぞ」

    しんのすけはクワガタ?もといクワガタくんを紹介する。 

    「ボー」
    「…」

    何とも不思議な二人の組み合わせ……

    「ボーちゃんこの子すごいんだよ剣持っていてすっごくカッコいいんだ」
    「剣を持っているクワガタ…かっこいい」

    クワガタくんは相変わらず起伏がないがしんのすけはお構いなしに絡んでくる。

    そして…しんのすけは二人と別れ家に帰ったもちろんクワガタくんも一緒に…しかし問題はここからだった。

    「クワガタくんさっ上がっていいぞ」

    クワガタくんはコクリと頷くと早速しんのすけは冷蔵庫からチョコビアイスを取り出した。

    「うんまーい」
    しんのすけがチョコビアイスを頬張るがその隣でニラを見つめるクワガタくん

    「好き嫌いはダメだぞ」
    「……」

    そしてトイレに行きたくなったしんのすけはクワガタくんをリビングで待たせてトイレに直行した直後…みさえが帰ってきた。

    「ただいま〜しんのすけいるの??」
    リビングにいるクワガタくんに目をやる。

    「しんのすけクワガタのコスプレしてないでさっさとここ片付けるのよ」

    クワガタくんを持ち上げ無理やり脱がせようとするが当然取れない。

    「あらやだよくできてるじゃないまるで本物…」
     
    その時 しんのすけがトイレから戻ったきた。

    「母ちゃん〜帰ったの??」
    その声にみさえが振り向く。

    「じゃあ…これって……いやぁぁでっかい虫!!殺虫剤!!殺虫剤!!」

    殺虫剤を持とうとするみさえにしんのすけは抗議する。

    「母ちゃん!!殺しちゃダメ!クワガタくんが可哀想」

    「クワガタくん??」

    みさえは目を見開いた。

    その夜
    ひろしが帰ってきてクワガタくんの件について家族会議が行われていた。

    「へ〜カスカベ山で見つけて…その上マサオくんを助けてくれたって……」

    「あなた…あの虫気持ち悪くて私嫌よ……しんのすけに捨ててきてって言ったんだけど……」

    別室で本を読んでいるクワガタくん

    「飼っていいでしょ クワガタくん」

    ひろしは少し考え込む。

    「ダメよパパのお給料が安いから」
    みさえのその言葉にむっとするひろしは決意する。

    その時1匹のゴキブリがリビングに入ってきた。

    それに気づいたみさえは「きゃぁぁぁ」と雄叫びを上げながらパニック状態になっていた。

    「何だ何だ?うわぁ」
    「うわぁぁ」
    「ぎゃぴぃぃぃ」
    野原一家はパニック状態に陥った瞬間クワガタくんがいそいそと現れ1匹のゴキブリを剣?で切り裂いた。

    「やったの??」
    みさえが恐る恐る聞くとコクリと頷くクワガタくんに感謝を述べる。

    「ありがとう〜」といいほっとした表情をしていた。

    「母ちゃん……」
    しんのすけは恐る恐る聞くと「しょうがないわね 飼ってもいいわよ」

    「おお!」
    「よかったなしんのすけ」

    こうしてクワガタくんは野原家のペットになった。
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