ヒプマイ 周りは派手な装飾がされた店ばかり。ホストなんて、何故私は此処にきてしまったのだろうー
遡ること1週間前、職場の先輩、花園 秀華さんに言われたことだった
「🌸ちゃんさ、ホストとか興味ある?」
「え?…あー…す、少し?」
「じゃあさ!一緒に行こう、ホスト!よく行っているお店があるからさ!」
私は秀華さんの押しに弱い。今回のことも断って安心安全な生活をしようと思っていたのに。どうしよう、どうしよう、と考えているうちに当日、つまり今日がきた。きて欲しくなかったのに。
「🌸ちゃん、大丈夫?体調悪い?」
「い、いえ!こんなところ初めて来るのでびっくりしちゃって。」
「そう?まぁ、喜んでもらえてよかったよ!ささ、行こう。目的のお店はもうすぐだから!」
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