「魔法の時間終わらないで」「紡さーん、そんなとこで寝てると風邪ひくぞー。」
夜中眠れず、水でも飲もうかと思い共用スペースに行くとマネージャーがソファで
すやすやと眠っていた。
眼鏡をかけていない状態の俺は、ほとんどのやつが知らない。メンバーでも知っているのはごく僅かだ。
「大和さん、こんな夜遅くにどうしましたか?」それは俺のセリフだ。流石に部屋にかえって着替えるだろう。ジャケットを脱いだまま、シャツのボタンが二つほど空いている状態はこの時間よろしくないと思うんだが。
「マネージャーこそ、こんなところで寝てたら何されるかわからないんだから部屋に入って寝ないとだめだろ?お兄さんもそれなりに男の子してるんだけど、やっぱりこの時間はその姿見るのちょっと冷や汗かいちゃう。」
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