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    reiraaa0112

    @reiraaa0112

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    reiraaa0112

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    メイドの日のルシアダ(未満まだ付き合ってません)

    今回エロなしで…今後初夜になるのかならないのかわかりませんがエロが書きたいです…今日に間に合わせるためにとりあえず…。
    モブが出ます。
    🎸のキャラは崩壊しております。

    萌え萌えきゅん♡黒い短いワンピースに白いパニエ。
    フリルのエプロンをその上から付ける。
    頭にはフリルのカチューシャを付けて、胸にはギターの形の名札を付けて、バックヤードから出た。


    「おかえりなさいませ♡ご主人様♡」


    これが、地獄に落ちてきたアダムのアルバイト先だった。




    先のエクスターミネーションでアダムは堕天した。
    目が覚めると汚い路地裏で。

    頭に天使の輪がないこと。
    聖なる光が出ないことですぐ自分の置かれている状況を理解した。

    そのことでやけを起こして死んでしまおうかと思ったが心の真ん中に根を這ったお父様への信仰心が自死を許さなかった。


    適応能力こそがアダムの武器だ。

    まずは寝る場所の確保と食料の調達。

    持ち合わせが一切ないことに気づき近くにいた女の悪魔に声をかける。

    こういう時、男が弱ってるのを見ると女は助けたくなるもんだ。とひと際弱った男を演じた。

    何人か当たらないと無理だろうとたかをくくっていたが意外や意外。
    1人目で食事を奢ってくれ、寝る場所も確保してくれた。
    まぁ寝るといってもチンコマスターが火を吹いたわけだが…。

    しかしいつまでもその日暮らしをするわけにもいかずその女に「どこか住み込みで働く場所を探している」と相談した。

    そこで紹介されたのが

    メンズメイドコンセプトカフェ


    今のアダムのバイト先である。




    最初はこんなこと…!と思ったが給料の羽振りがよく、ただ洋服が特殊なだけで男や女が酒や食事を奢ってくれる。

    意外といいかもしれない。

    そう、アダムの心は少し疲れていた。


    男に媚びを売るときは心の中で中指を立てるが女相手だと意外と悪くない。
    女も可愛いと言ってくれる。
    かっこいいの方がいいが。と感じていたが可愛いも悪くないのかもしれない。

    いうなればお姉さんによしよしされる感じだ。

    男ならすこしあこがれもあるだろう。
    アダムは人類の祖、故に年上がいない。

    年上から甘やかされる感情を心地いいと感じていた。



    「ご主人様♡今日も私に会いに来てくれたのか?♡」
    「あぁ。アダムくゆは本当に可愛いし俺なんかにもちゃんと話しかけてくれるから。今日は萌え萌えオムライスをくれないか。しっかり可愛く出来たらお手当は弾むよ。」

    いつも来る常連でアダムの顧客だ。
    なにがこの男に刺さったかわからないが最初慣れない業務内容でたどたどしく奉仕する姿が刺さったらしい。

    「萌え萌えきゅん♡おいしくなぁれ♡」

    オムライスにハートのハンドサインをして呪いをかける。
    元天使の呪いは割と効果があるようでオムライスが少し輝く。
    それが割とうけていた。

    「アダムくゆのオムライスは絶品だな。これ、今日のお手当。また魔法をかけてね。」
    「ご主人様、ありがとうございます♡アダムは、またご主人様と一緒に居れるのを楽しみにしてます♡」

    心にもないことをさらりと告げ胸元に差し込まれたお金を引き抜きポケットに入れた。





    ***




    「はぁ…疲れた…。」
    「お疲れーアダム。」
    「おーう。」

    同僚に挨拶をしながら着替える。

    ここの同僚は皆、アダムと同じかそれ以上の屈強な男たちだ。
    それが短いスカートをはいて可愛くぶりっこをするこの空間は本当に地獄だと思った。

    ここのオーナーは変態だな。と今日の『お手当』の枚数を数える。

    この店ではチップは全てキャストの懐に入れていいことになってるから媚びれば媚びるほどお金がもらえる。

    なんていい職場なんだ。と感心していた。

    アダムは貯めた金でギターを買いたいと思っていた。

    やはり地獄でも音楽だ。




    ***



    今日もいつもと変わらず。
    バックヤードで衣装に着替える。

    「あ、アダム、今日の衣装こっちだって。」
    「え…マジか。今日ってそういう日だっけ。」
    「ま、おさわりしたら即退場だからいいんじゃねえの?」


    渡された衣装を見、今月もこの日がやってきたかと頭を抱えた。

    月に一度、メイド服が違うデザインに変えられる。
    短いワンピースタイプから一変、セパレートタイプになる。
    上は胸を隠すバンドのような形に申し訳程度に首に付け襟をする。
    いつも短いメイド服が更に短くなり、少しのお辞儀で下着が見えるほど。
    下着は支給品のTバック。
    お尻が見えている。

    これの何処がメイド服なんだか。


    「はぁぁ…露出日は気が滅入る。」
    「まぁ、そういうな、慣れだ。慣れ。」


    腰にエプロンを巻いて、そこに名札を付ける。

    ぱん、と頬をたたいて気を入れなおした。

    仕事は仕事。
    頑張らないと。


    「おかえりなさいませ♡ご主人様♡」
    「アダムくゆ~~。今日は一段とかわいいでござるなぁ。」
    「ふふ、今日もアダムを可愛がってください♡ご主人様♡」



    ***



    露出日は来店者がいつもの倍以上になる。
    いつもは30分くらい1人についていられるが今日は10分が限界だ。
    まぁ、もっとお金を積めばそうでもないのだが。

    からんからん。

    玄関のベルがなり、再び客がやってきた。


    「お帰りなさいませ♡ごしゅじ…ん…さ…。」
    「あぁ、みんな気を楽にね。アダム、お迎えありがとう。」
    「お、オーナー…あの、その隣のかたは…。」

    アダムにとって忘れることができるわけもない人物がオーナーの隣に立っていた。

    白い燕尾服にピンクのストライプのベスト。
    白いシルクハットに金色の髪。

    「あぁ、こちらの方は、取引先でね。地獄の王と取引させてもらえるなんてありがたいです。」
    「いやいや、こちらこそ。貴殿の経営するカフェと聞いて楽しみにしていたのですが少々変わってますな。」
    「殿下には聊か不躾な店で申し訳ありません。でも、私が経営するカフェの可愛い子たちを見ていただきたく…。」
    「そうでしたか。人の好みは人それぞれと言いますし。私は構いませんよ。そこの君。紅茶を。」
    「アダム、紅茶を持ってきてくれ。」
    「はぁい…。」





    「お待たせいたしました、紅茶です。」
    「アダム、もっと可愛く。」

    オーナーに言われやけっぱちだと心に決め、いつもの接客をする。

    「ぅ…お紅茶お持ちいたしました、ご主人様方♡アダムのぉ、美味しくなるおまじない♡美味しくなぁれ♡…味わって飲んでね♡」

    オーナーは満足そうな顔をしているがルシファーの顔は何とも言えない顔をしていた。
    目では『何をしているんだお前は。』と訴えていたが無視した。

    「なるほど、こういう世界もあるですね。」
    「そうなんです、アダムはうちのカフェで一番の人気なんですよ、おまじないをすると少し金色に光るのでそれが天使のようだともてはやされています。」
    「天使…ねえ…。オーナー、先ほどのアダムを貸してもらえませんか?」
    「ええ、殿下のご希望であれば。しかし、あの子はうちの稼ぎ頭ですから、乱暴はしないでくださいよ?」
    「わかっています。私の好みでして。もしお持ち帰りすることになれば彼の今後に見合うであろう報酬をこちらにお支払いいたします。」

    どん、と机の上に魔法でお金がおかれた。
    その金額に目がくらんだオーナーは持ち帰ってもらってもいいですよと口を滑らせていた。

    「アダム。」
    「はぁい♡」

    オーナーがアダムを呼ぶと引きつった笑顔でテーブルに近づいてきた。

    「殿下がお前をお持ち帰りしたいと。」
    「え…オーナー…それは…。」
    「このお金の半分をアダムにやろう。私の顔を立てると思って。殿下はお前に酷いことはしないと約束してくれている。」

    怪しげな目をルシファーに向けるが、ルシファーはにっこりと笑って見せた。

    「なぁに、一緒にお茶をしたいだけだ。」
    「...いってくれるな?」
    お金と自分を天秤にかけ、お金に秤が向いてしまったアダムはその条件を承諾してしまったのであった。



    ***



    「で。お前はなんであんなところでこんな格好で仕事をしている?」
    「うるさいな、私の勝手だろう。お茶するだけって言ったじゃないか。さっさとお茶しよう。私は早く帰りたい。」
    「お茶するにしても会話が必要だろう。お前はあの時死んだはずだ。」

    目の前に出されたポットから紅茶をつぎ、行儀悪くずずず、と啜った。

    「それはお前、死んだけどなんか、わからないけど目が覚めたらここにいた。」
    「………堕天したのか。」
    「おそらくな。嘆いていても仕方なかったからこうして働いてるって訳。」

    テーブルに乗ったお菓子もサクサクと食べていく。

    「お前のその適応能力の高さには頭が下がるよ。」
    「そういうならもう私を開放してくれ。もう帰って寝たい。」

    テーブルの上のお菓子や紅茶はアダムが食べつくしていた。
    お茶もこれで終わりだな。じゃぁな。また私を買ってくれてもいいぞ。と席を立とうとしたら突然首に首輪が巻き付いた。

    「は?」

    「お前、やっぱりわかってなかったのか。あの時の金はお前自身を買った契約の金だ。せっかくお前に見合う金を渡したというのに半分しか取らず身を売るとは。」
    「な、何言って…。」
    「あのカフェでやったやり取りをよく思い出してみろ。お前の今後を買うといった私の契約条件をお前が承諾したんだ。これは立派な契約だ。」

    悪魔との契約が何を意味するところか天使であるアダムといえとよく知っている。

    「…で、何が望みだ。」
    「本当にお前の適応能力には感服させられる。メイドがやることなど…一つしかないだろう。奉仕だ、奉仕。」
    「はぁ…わかった。で、お前の世話をするってどうしたらいいんだ、部屋の掃除からか?まぁこの部屋汚いもんな。」

    きょろきょろと見渡して掃除するぞーと立つアダムにルシファーは絶句した。

    「まて。そうじゃない。」
    「?メイドの仕事も奉仕もまず清掃からだろう?」
    「はぁ…。まぁいい、私が一から仕込んでやる。」


    私に任せておけ。キティちゃん。


    ***


    「ちょ、なに!?」
    「そんな短い服で男を誘惑して。恥ずかしいと思わんのか。」
    「今日は…!!そういう日だから…!!」
    「どういう日だ、乱交か。天使のくせにふしだらな…!」

    ふしだらはお前だ!と叫ぶアダムはルシファーのベッドに押さえつけられていた。
    うつぶせに押さえつけられたアダムのスカートは完全に意味をなさず、ただ、腰の周りの飾りと化していた。

    「んひ!?なに!?」
    「Tバックはお前の趣味か?こんな全てをさらして…。」

    Tバックのクロッチ部分を引っ張る。

    「これは…!支給の制服だ…!!私がこんなもの好んではくわけないだろう…!」
    「はぁ…もういい。」

    クロッチをルシファーの鋭い爪で裂いた。
    全てをさらけ出すことになり、アダムはじたばたと暴れ始める。

    「ちょ、ほんとなに…!も、やめろって…!」
    「そのふしだらな身体を使って奉仕をすることが私の望みだ。アダム。」
    「身体って…。」
    「お前の尻に私のディックをぶち込む。」

    さぁぁと顔が青くなるアダムはルシファーの下から抜け、ベッドから降りようとする。

    「待て。逃げるとは。お仕置きが必要だな?」

    ぐい、と契約の首輪をひきベッドに戻す。

    「ひ、も、絶対無理だって…!!私、男とヤったことなんてない!!!!」
    「そんな格好してたのにか!?」
    「だってぇ…!!これが制服だって渡されただけだもんーーー!!」

    もうやめてくれよおおお!と子供のように泣くアダムにここまでか。と押し倒すのをやめ魔法で衣服を変えてやる。
    メイド服はまだ着ていてほしかったため丈の長いヴィクトリアンを。

    「あー…アダム?もう酷いことはしないからこっちへおいで。」
    「ぐず…。」

    おいでと腕を広げられその中に収まる。

    「酷いことはしない契約だからな。」
    「悪魔って…契約は絶対なんだな…。」
    「あぁ。天使だってルールで雁字搦めじゃないか。」
    「言えてる。」

    はは、と笑いあうとルシファーは涙でぬれたアダムの頬を触る。

    「なぁ、私のメイドさん。明日からはここで暮らしてくれないか。お給料も出すし、衣食住は保証する。仕事は掃除洗濯、もし可能であれば食事を作ってくれ。」
    「制服はこれか?」

    ひら、とメイド服を広げて見せる。

    「あぁ。いやか?」
    「あの短い服より幾分かましだ。」
    「あと、いつか私のを…。」
    「それは、私の心をお前が射止められたらだな。


    ふふ、頑張れよ、私のご主人様。」


    ちゅ、と頬にキスをした。

    ぐわ、と悪魔の姿を出したルシファーにきゃらきゃらと笑ってアダムはベッドを降りた。

    「じゃぁ、早速この部屋の掃除からしようか。」

    「よろしく頼む。」


    こうして、モーニングスター城で初めてのメイドが誕生したのであった。

    それがいずれ恋人になるかそのままメイドのままでいるかは…神のみぞ知る。


    END
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