げど と ひぎゃの短い話し外道探偵と理想探偵(ほぼ出ない)が生きてる世界線、ひぎゃと二人は監視マンションに住まされてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
外道「ヒーくん(σ・ω・)σチョンチョン」
被虐「もう!さっきから何なのさ!?」
僕は事件の資料をベッドサイドの机に置き、苛立たしげに外道探偵を見た。
外道「そんな面白みの欠片も無い事件資料と何時間にらめっこするつもりだい?」
被虐「これは、無能君が僕を指名してくれた事件の捜査資料だから…調査の前に見返しておきたくて……」
外道「ふぅん、無能探偵と言えば…
知っているかい?
無能探偵は死に関する未来を少なからず見ることが出来るみたいだよ。
ヒーくんと似ているね」
被虐「それが何…………ッ」
僕と無能君が似ている?僕の能力では人は救えないのに…なんの当て付けだろうと
イライラしながら返事を返そうとした瞬間、背中にヒヤリとした金属の触れる感触。
何処からナイフを持ち出したのか、この部屋には刃物は愚か、危険物と見なされたものは全て取り上げられてしまっている筈だ。
僕もモルグ島にいた時のように特殊素材の服でも着ていれば良かったのだが、
今は部屋の一室で着ている服も無能探偵が持ってきてくれたTシャツ1枚だけだ。
ツーっとの薄い肌の上をナイフが滑る。少しでも身動ぎしてしまえば肌を切られてしまいそうな恐怖が支配する。
被虐「……んっ……やめっ……」
外道「つまり、無能探偵もヒーくんも死に直結しない動きには感知できないって事になるねぇ、どうだい?
何か違うところはあったかなぁ?
いつもより、少し反応が鋭敏な気もするけど……」
外道探偵が背中から脇腹を抜け腹部から胸部へとナイフを滑らせる。
恐怖とひんやりと冷たい鉄が身体を這う感覚に思わず息が漏れる。
被虐「ひぁ……じゅうご………もっ…ほんとに……」
外道「それは、反則だよ玲央……」
振り向いてせめて外道探偵に嫌味の1つでも言ってやろうと顔を上げると至近距離の十五と目が合う。
(ザックリ)
被虐「いたッ……!!」
外道「あっ…」
被虐探偵を少しからかうつもりで始めた行動だったが被虐探偵の反応につい夢中になって思わずナイフを被虐探偵の腕に刺してしまった。
被虐「(ぷるぷる)」
外道「ヒーくんごめんね?
つい、興奮しちゃって刺しちゃった♡」
被虐「なにするのさ!」
(パチーン)
よく怪我をするからと言っても痛いものは痛い、それに暇つぶし感覚で刺されるなんてたまったもんじゃない。
外道探偵の顔をひっぱたいて、部屋から飛び出す。
被(…なんだか、刺された腕より顔が熱い)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この後、被虐探偵の腕を刺したことが
無能探偵と理想探偵に見つかり絞られる外道探偵。