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    bell39399

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    bell39399

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    れんごくばんちゃん8日目。
    ぎっぎーー!!

    #バンエレ

    バンさんRE:BORNそのはち! 新しいふかふかの寝床とかわいいエレイン。仲間が帰って寂しかったのもつかのま、今のバンはとってもご機嫌だ。
    「ーーーーー!」
    「エールはもうだめ! 寝ましょ、ね?」
    「……ル」
     また飲むとはしゃぎかけるバンの額にエレインがちゅっとキスすると、バンは大人しくなって寝床にゴロンと横になった。
    「エレイン、ネル♪」
    「うん」
     こんななりでも中身はバンだ。いつものように腕を伸ばして誘えば、エレインもいつものようにそこに横になった。が、あまりに腕も大きすぎてすっぽりを通り越し、巨大な抱きまくらの下敷きにでもなったかのようだ。
    「ウフフ。バン、おっきーい!」
     獣のバンは大きくて、とても不思議な感触だ。温かいのに温度を感じず、フカフカしているようで何もない、空気の上に寝ているようでもある。まるで夢の中の物を触っているかのような、未知で不確かな感触だ。バンは確かにここにいて、確実に感じられるというのに。その証拠にキスのつもりなのか鼻面を仕切りに押し付けてきたり、エレインの髪の毛をその大きな手で器用にいつものように、優しく撫で梳いている。
    「ちょっと疲れたかな……」
    「ギィ?」
    「ううん、大丈夫。おやすみなさい、バン……」
     エレインは少し寂しいような、楽しいような、なんとも言えない奇妙な心地のまま、ウトウトし始めた。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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