タイトルなんてまだない今日は付き合って初めて…その、致すワケなんだけど、男同士だし、色々調べて知識は得てきた。
やっぱりお互いに負担は掛けたくないからね。
先に風呂から上がった俺はベッドの上。
やたら緊張して無駄にベッドの上で正座なんてしてる。
ヤバい、口から心臓出そう。
バクバクする心臓を抑えながらドアの開く音に顔を上げると愛しい恋人の姿。
湯上がりで髪が少し濡れててほんのり肌はピンク色で。
それだけでもう、ヤバいのに。
俺を見て、そっとベッドの上に乗ってきた。
お互い正座をして見つめて、口を開く。
「「あの」」
あっ、被っちゃった。
「あべちゃんからどーぞ」
「いや、佐久間からどうぞ」
「「いやいやいや」」
なんてまどろっこしい押し問答に、もうせーので言おうよって話して。
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