欲望のままに「逃さない」
ジルは相手の耳元でそう囁やき、見せつけるかのように服を脱いだ。
呆然とした瞳がそのさまを追う。
その瞳の奥に期待の色を見つけて、ジルは口角を上げた。
その笑みにびくりと身体を震わせた相手を、動けないように上に乗る。
抵抗なんてさせない。
逃げうつ腰に手を回し、あわい茂みの奥の秘所に触れれば怯えたようにふるりと跳ねた。
しかしひくつくそこは、確かな期待を持ってジルの指を迎え入れようとし、それを証明するかのように、立ち上がった花芯が芯を持って密を零す。
膝裏を取り相手の腹に付くまで、その身体を折り曲げる。
相手にも見えるであろう秘所に自身の切っ先を押し当てるとジルは言った。
「言えよ」
ヌルヌルと先端をひくつくそこに擦り付ければ、屈辱的体勢に潤んだ瞳が次第に懇願の色に染まっていく。
くぽと先端だけ入れて出す。
堪らず溢れた言葉にジルはほくそ笑んでその怒張をその身に埋めた。
激しいピストンに肉壁がギュウギュウと肉棒に吸い付くように締めてくる。
間断なく漏れる喘ぎはもう意味を成していない。
唾液が溢れたことにも気付かず叫ぶ口を自らの口で塞ぎ、最奥を抉るようにぐ腰をグラインドさせれば、酸欠にむせび、寄る辺を求めた腕が回されその背に爪を立てる。
締め付けの強くなったそこに気をよくし、一気に絶頂へと上り詰めるべく穿つ速度と強さを上げる。
上り詰める瞬間に口を離せば絶叫とともに張り詰めた花芯から密を迸らせた。
その一際強い締め付けに抵抗せず自らもその最奥に劣情を注ぎ込む。
相手はまだ絶頂しているようでその花芯からはいまだ蜜が溢れその腹を汚している。
「あ…あ…」
喘ぎビクつく肢体が卑猥で、ジルのそこがまた芯を持って、相手の肚の中で脈打った。
END