お前はあいつじゃない「近寄るな。」
「お前は、誰だ。」
もし神とやらがいるのなら。
今すぐその頬を殴らせてくれないか。
「俺らは……ただの友人だよ。ファルガー。」
「そうか、お前の名前は。」
「ヴォックス。お前はよくヴォクシーと呼んでいた。」
アメリカに引っ越した🐑のとこに遊びに行くと、事故で👹の記憶が飛んでしまっていた。
悲しむ👹は愛人関係、恋人と言うべきか分からないその関係をただの友人であるとしか伝えないし、🐑は🐏みたいになってるし地獄。
👹の家に行くと何故か自分の好みのマグや換えの義肢があるから(本当に友人だったのか)と疑問に思うけど特に聞かない。
呑む👹と病院からストップかけられた🐑はソファに座る。あまり好きでもない映画を隣で見ながら、どこか懐かしいなんて思っている。
隣から👹の膝に頭を乗せるよう引っ張られる
「なぁ、ほんとにわすれたのか。ふぁるがー?」
「……あんた相当酔ってるぞ?ヴォックス」
「ゔぉくしーとよべ。」
「……ヴォクシー、水を飲もう。明日に響いてしまうぞ。ベッドに連れてってやるから、っ!」
身体を起こせば👹は立ち上がり肩を掴んで押し倒される。
「めずらしいなぁ、ふぁるがー。……お前から誘うだなんて、SMモノを見たあの日以来じゃないか?」
彼は何を言っている?
この状況じゃ、まるで、
恋人じゃないか。
👹さんは悩んで酔った勢いで言ったれ!って言うけどそれは🐑にとって酔っ払いイギリス人のボケかと思われる
のでベッドまで連れてくが「違う……違うんだ、お前は……今のお前は……」って頭を抱えて悩み出す。仲間思いだもん傷つけたくないんだよね👹さん。
🐑はそれを見て「……あんた子供みたいな泣き方するんだな。ほら擦るな、また目が腫れるぞ。」
「……また?」
何故コイツはまたと言ったんだ。
「お、俺なんで『また』って……記憶が戻ってきて……っ!」
キスして1夜を過ごす