ogtとドライヤー「え!そうそう!よくわかったね!」嬉しくなってそう言うと、ogtが
「…なぁ、たまには俺が髪の毛乾かしてやろうか?」って言ってきた。
め、珍しい…だけどなんだか嬉しくて
「やった!いいの?お願いしまーす」と、ソファにピシッと座った。
後ろでカチャリとスイッチの音がなる。
ちょっと熱めの風が吹いてきて、ogtの大きな手と指が頭の上を撫でていく。
う、嬉しい…なんて幸せな時間なんだ!自然と頬が緩む。
気持ちいいなぁ…なんて思ってたら時間はあっという間に過ぎた。
スイッチが切れる音がしたので、(終わりかな…)「ありがと…」と立ち上がろうした瞬間、
「おい、待て」と制止され、ogtが隣に座ってきた。
そして「ここに座れ」と自分の開いた膝の間をポンポンと叩く。
「え?ここ?…」「いいから座れ」
一体何が始まるのか…緊張しながら、「失礼しま~す」膝の間にポスッと腰を降ろす。
するとogtの腕が後ろから伸びてきて、ギュッと抱きしめられた。
突然の事で身体が一瞬ビクッとする。
「え!何?どうしたの…?」
前を向いたま聞くと、
耳の近くにogtの顔が近づいてきて、耳元で「大人しくしてろよ…」と囁く。
そのままogtの鼻がうなじの少し上辺りにピタリとくっつくのを感じた。
そして次の瞬間、
「スーーッ」少し冷たい感覚の後に、
「はぁ~~」と、生温かい空気がうなじにかかる。
驚いて思わず、「ひゃっ」と声が出ると、後ろで
「…ははぁ…やっぱドライヤーの直後は最高だな…」とくごもった嬉しそうな声がした。
……こ、これは…ドライヤーの後の頭の匂いを嗅がれている…??…
そう理解して「ちょっと…やめて…匂い嗅がないでよ…!」抵抗するけれど、がっちりと後ろから抱きしめられていて動けない。
抵抗虚しく、後ろで深い呼吸が続く。
「ちょっと……」
確かに匂いはいいかもしれないが、こんな近くで何度も匂いを嗅がれるのは恥ずかしい。うなじのあたりも、ずっとくすぐったくてなんか変な気持ちだ。
「もう、やだ…やめて…」
恥ずかしさで泣き出しそうになったその時、
密着していた腰の当たりに違和感を感じた。
嫌な予感がする…
心無しかogtの息遣いが荒くなっている。
うなじにあたる息がより一層熱を帯び、
はぁ…と深く息を吐いたあと、
「…あァ、やべぇ…なんかムラムラしてきた…」
とogtが言った。
「…え?ちょっと…」嫌な予感が当たってしまった。
「…わかってんだろ?」
「いや、そんな急に……」言おうとすると、
「ドライヤー…」
「え?」
「髪の毛、乾かしてやっただろ?…お礼に…ってやつだよ…」
「何それ…そんなつもりじゃ…!」
言い終わらないうちにソファに押し倒される。
「…ほら…ありがとう…?だろ?」
黒い瞳から目が離せない。
「あ、あり…がと…」
「ははぁ…お前の気持ち…ありがたく受け取ってやるよ……」
恍惚とした表情のogtが、御馳走を目の前にした時のような顔でニヤリと笑って近づいてくる。その黒い瞳の奥に♡マークが見えた気がした…。
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っていう長い妄想です😇
匂いフェチのogtです。 クンカクンカ。
ここまでありがとうございましたー🙏