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    さくみ

    @poisaku393

    随時ラクガキか小説更新。大分やりたい放題。なお、勝手に消すことあるます。気に入った、刺さったものあればリアクション、感想等どうぞ🌠

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    さくみ

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    勉強のダミア。ダミーは仕方なく教えてくれるヤツであって欲しい。

    つまんない「次男まてぇぇぇ」
    「はぁ」
    「教えろ次男」
    他人から見れば教科書とノートを見開きながら、ダミアンを追いかける少女の様は恐怖映像だろう。
    「………」
    いよいよ2期目の期末間近。
    アーニャは心から悲鳴を上げていた。なぜなら父ロイドの勉強の教え方はさっぱり理解不明である。
    (父は昔からそう…教え方、下手!アーニャの頭じゃ分からない)
    しかしそんなことを言っている場合ではなく、今回赤点が1枚でもあれば雷確実である。そんなことになれば、また父からとてつもなく長い説教を受けることは明白。かと言って母ヨルも当てにならければ、叔父に当たるユーリもだ。ならば、とアーニャは勉強が得意なダミアンに頭を垂れるしかないのである。
    「次男、勉強教えろ、ください!」
    「あー、お前って…本当にアホなんだな。よく今まで進級出来てたもんだぜ…」
    (そ、それは心の声を聞いてるからー…はまだ言えない)
    いつまでも読心と言うカンニングをしている訳にも行かず、少しでも頭のレベルを上げたい所であるため、いよいよアーニャは覚悟を決めた。
    「よろろすお願いするます!」
    「暇じゃねぇぞ俺様だってな!し、仕方ないから教えてやる!有難く思えよ」
    「ウィッ!」
    期末テストは1週間後だ。ダミアンによるスパルタが始まった。
    「はぁ何でだよ何でこの答えがそうなるんだ違ぇって言ってんだろにやけブス!」
    「ああん?ブスゆうか今こそ必殺の最上級パンチをお見舞いするしか」
    「いいから早く解け」
    (この、くそやろう…)
    「…赤点回避したらピーナッツの何かくれてやる」
    「えっ、任せろ次男!アーニャめっちゃやる!」
    「お前ピーナッツに取り憑かれてんのか?」
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    513friday

    DOODLE1/18
    貴方が出したCPシチュガチャは…
    10秒間キスしないと出られない部屋に閉じ込められ、攻めが受けにするものの、受けの息が続かなくて9秒で止まる えだひのきのカリ烈です、おめでとうございます!
    #CPシチュガチャ #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/970270

    やっと書き終わった
    後、出られるとは言ってないです
    △△△

     入ってくる光の量が目覚めたばかりの目には多くてチカチカする。窓のカーテンを閉め忘れて寝たらしい。
     昨日は、確か……。
     思い出そうとすると頭がズキズキ強く痛みだす。二日酔いか? 神父として、寝酒で深酔いするとは情けない。
     反省して、頭をスッキリさせようと身体を起こすと首がビキッと鳴る。床で寝ていたのか背中や腰も固まって鈍く痛い。どれ程、眠りこけていたのだろう。
    「カリム! やっと、起きたか☆」
     ぼやける視界に力を込めると、物がハッキリ見えてきた。鼻と鼻が付く距離まで近づき覗き込むレッカが、安堵した表情でカリムが目覚めた事を喜ぶ。
    「随分と目が覚めなくて、心配したんだぜ? 」
     不安からかレッカの凛々しい眉毛がなかなか上がらない。
     だが俺は何故レッカが"俺の部屋"に居るか、の方が気になる。
    「うるさいぞ、レッカ」
     頭に響いて響くだろ。興奮したレッカの暑苦しい声は現場の何処に居てもすぐ分かる程に大きい。余程に心配させたのは悪いと思うが、目の前で耳の鼓膜が破れそうな程の声を張らなくても聞こえている。
    「カリム、驚かずに聞いてくれ。俺たちは閉じ込められているんだぜ! 」 4461

    sheera_sot

    DOODLE頭が煮えるほどあつい火曜日、閉店間際のスーパーで永遠の向こうにあるものに気がついたことの話をしてください。
    #shindanmaker #さみしいなにかをかく
    https://shindanmaker.com/595943
    こちらで書いたものです。バンユキだけど万理しか出てこない。
    バニラアイスが溶けるまで 見切り品の野菜の棚から少しくたびれた小松菜を手に取る。煮浸しでなら食べられそうだし、野菜しか食べない線の細いあいつには丁度いいおかずになる。自分用に半額シールの貼られた唐揚げもカゴに入れてレジに並ぶ前、冷凍ケースのアイスクリームがいやにおいしそうに見えた。
     スーパーを出れば日も暮れているというのに茹だるような暑さが待っている。部屋まで歩いて十分、少し溶けてしまうかもしれないけれど買って帰ればきっと千も喜ぶし。バニラアイスを一つだけカゴに増やして、列に並ぶ。
     俺の一つ前にはワイシャツの男がいて、エネルギーバーと栄養ドリンクだけを持っていた。カバンも持っていないから、多分中抜けして食べ物だけ調達しにきたという感じだ。お仕事お疲れ様です、なんて思いながらちらりと様子を伺う。限界まで緩められたネクタイに少しくたびれを感じるけれど、その目はなんだか生き生きしていた。こうやって打ち込める仕事をその人はしているのだろう。なんだか、羨ましい。
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