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    sasa002525

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    sasa002525

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    雪原先生の誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!
    ……な雪メイのメイちゃんの12月21日。

    #雪原誕生日アドカレ2022

    五日前。「雪原先生への誕生日プレゼントか」
    「そーいやもうすぐ誕生日だもんなー」
     
     風晴と空田が各々頷く。
     十二月二十一日。
     雪原の誕生日まであと五日に差し迫ってなお、メイはまだ悩んでいた。

    「はい。所長にも聞いたのですが……」

     あまり参考にならなかった、というのは心の中に留めておく。

    「ちなみに所長はなんて?」

     空田が興味津々でメイに訊いた。

    「これです」

     隠すことでもないので持っていたメモを二人に見せる。
     一行目は揃ってスルーしたが、二行目で反応が分かれた。

    「……七篠、これ本当にやるつもりか?」
    「いいじゃんいいじゃん! 絶対喜ぶって!」

     風晴は渋い顔をしているが、空田は結城の意見に全面賛成のようだ。
     現状二対一で賛成票のほうが多い。

    「いいんですかね……?」

     やっぱりやってみる価値はあるのかも、とメイが真剣に悩み始めたところで風晴がバッサリと斬った。

    「空田さん適当なこと言わないでください」

     適当だったのか。
     軽くショックを受けるメイに、空田が首を横に振って否定した。

    「テキトーじゃないって。やっぱ誕生日といえばサプライズだからさ、これ結構いいと思うんだよなー」
    「サプライズ……」

     なるほど、と反芻する。
     所長の案はどうやらサプライズ的な意味合いを兼ねていたらしい。はたして雪原が喜ぶのかはわからないが、サプライズの一環だと思えば悪くない気がしてきた。

    「そそ。ついでにバルーンとかも用意しとけば? めちゃくちゃ誕生日っぽくね?」
    「誕生日ですから」

     風晴から冷静なツッコミが飛ぶ。

    「風晴さんはどう思いますか」

     メイに訊かれて風晴は少し難しい顔をした。

    「……まあ、バルーンに関してはいいんじゃないか」
    「なるほど。ありがとうございます」

     真面目な風晴が言うのだからこれは間違いないだろう。
     神妙に頷いて、メイは手元のメモにペンを走らせた。



    雪原先生のお誕生日お祝いメモ
    ・ハトのえさ
    ・カズくん好き♡(ハートマークが重要)
     →サプライズ感があって良い
    ・バルーン
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