どちらも魅力的「ジェイド〜準備出来た?」
ひょっこりとフロイドは髪を緩く結び少しお洒落な格好でジェイドを見やる。
「後目元だけなのですが…」
化粧台に向かって居たジェイドはフロイドの方を向く。
服装は既に決まっていたのだろう。白いセーターに脚の曲線が見えるスラリとした黒いズボン。そして少し大きめなトレンチコートがハンガー掛かっている。
フロイドはジェイドに近寄るとひょいっとアイシャドウパレットを手に取る。
「オレが塗っていいー?」
「ええ」
ジェイドが目をつぶるとフロイドは薄紫色を指に乗せると目元に乗せ、次に濃いめの紫を1番端に乗せグラデーションを作る。
「……ん!これでよし!」
フロイドがそういうとジェイドはゆっくりと目を開き鏡を見て微笑んだ。
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