ニキマヨ ドロライ「ケーキ」「ニキはんは、毎朝どこいってはるの?」
こはくがふと思いついたようにそう聞くと、それを聞いた他のメンバーも自分も気になっていたと相槌を打つ。
部屋にもいない、連絡をしても繋がらないない、空白の時間がニキにはある。
もともとまめな性格ではないから、一度だけなら気付かなかったかもしれないが、これだけ頻繁になれば何かあると気づいてしまう。
こはくにじっと見つめられて、ニキは少し考えた後に素直に応えることにして向き直る。
「朝ごはんを作ってるんすよ」
「さよか。
なんだ、もっとけったいな理由かと思ったわ。
いつも連絡しても繋がらないやろ……てっきり誰かといるのかと……」
「あっ、一緒にいるっすよ!
マヨちゃんと」
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