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    こまつ

    @shimamorota

    整理用
    供養と自主練と書きかけ 総じてらくがき

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    こまつ

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    [概要]仕事中のRP(全文)
    [備考]
    ・一個前の話をどれだけ同じ形で書けるかの実験
    ・モブ視点
    ・スタンド能力の捏造(射程とか
    ・暗殺でもなさげな謎のしょぼい仕事。2人もいらない(しかもR)
    [更新記録]
    23.3.17

    #リゾプロ
    lipoprocessing

    機能的三分間パン。音が聞こえた後、静かな気配がしばらく行き交い、そのうちに聞き覚えのない男の声が「リゾット」と言った。

    「おまえはいい男だ」

    コツンと板張りの床を踏む踵の音が俺を貫く。

    「決断力も行動力もある。頭が切れるから、メリットとデメリットをしっかり天秤にかけて、自分にとって正しい道を選択できるし、頭で考えてるだけじゃあねぇ、そうやって選んだ道を実際に、着実に、歩き出すことができる。それが多少困難なことでも、他の人間なら二の足踏むようなことでもな。寡黙なおまえのその姿は周りに勇気を与えるし、その背中は人を惹きつける。背負ったもんの重さをものともしねぇおまえの背中には、オレも惚れ惚れする。その筋肉は飾りじゃねぇ。強くて頼り甲斐があって、そのくせ哀しげで、最高にセクシーだ。たまらねぇ。オレはおまえの背中をずっと見ていられる。ずっと信じていられる」

    黙って耳をそばだてていると、男はもう一度「リゾット」と、優しくも力強い声で言った。

    「もう一匹、潜んでる」 

    はっと息を呑み、目の前を見つめる。本来なら、缶詰や瓶詰めの食品なんかが所狭しと詰め込まれるはずの床下の空間に並ぶ、パックされた白い粉。この収納庫に身を隠したのは夜明け前、チームの人間ではない俺は、個人的に繋がっている内部の協力者二人の力を借り、彼らのアジトに入り込んだ。午後からの取引、チームの立ち会いは三人、相手も三人。ひと苦労してここが開けられた瞬間に、開けたチームの人間を俺が、不意を突かれた取引相手を協力者二人が撃ち、その後三人で今日の取引の収穫も含め全てを持ち逃げする計画だった。暗くて狭い収納庫に入るのは相当苦痛だったが、高飛びの支度を、背徳感ゆえの妙に高いテンションで手際よく分担して整え、準備万端で床下に潜り込んだはずだ。だが、午後を待たずして銃声は響いた。立て続けに、三つ。

    「なァ」

    思わぬ展開に身体が凍え始めている。俺が今ここにいることはあの二人以外知らないはずだ。正体不明の侵入者たちが帰るまではここから絶対に出て行けないが、そもそも俺はここから出られるのだろか? 俺はあの二人の協力でここに隠れ、彼らの協力あってはじめてここから出られるようになっていたのだから。その二人は確実にもういない。

    「引き摺り出してくれ」

    正直、引き摺り出してもらいたい。相手がまともな人間なら。だが、わざと聞かせるような芝居がかった言葉が、堂々と口にされる名が、出たら最後だと物語っていた。無事で済むわけがない。

    「外へ出ていろ」
    「絨毯爆撃する気か?」
    「いや……不要だな。オレもおまえを信じてる」

    うそ寒い台詞回しが引き継がれる。

    「おまえの勘の強さを、何よりも信頼している」

    ここがバレるはずはない。
    じっと息を殺す俺の斜め上から、「そこだ」と迷いない声がした。

    「今あるモンで満足しとけば」

    「今日中くらいは」と足音と共に声が離れていき、代わりに頭の上で、天板だけで五〇キロはあるオーク材の巨大なダイニングテーブルが、下に敷かれた分厚く重いラグごと、ずず……と動く非情な音がした。

    「幸せだったんだろうけどな」



    急に差し込む光に目が痛い。
    「故障か?」と冷たく低い声がする。漆黒の中心に赤を宿した目でこちらを覗き込む黒尽くめの男を前に、俺は手にした銃が銃の体をなしていないことに気付く。唐突に喉にむず痒いような痛みがせり上がりかけた時、背後から現れた金髪碧眼の美しい男が「勿体ねぇ」と片手でその肩に触れ、銃の引き金にかかったもう片方の手の指が缶ビールのタブを開けるように軽く曲がった。パン。
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    こまつ

    MAIKING[概要]
    現パロ?パラレル? 21歳のRと、Pの出会い
    [備考]
    ・現代日本的な世界観
    ・診断メーカー(ID878367)より、『RPのBL本は
    【題】通り雨
    【帯】正反対なのに妙に惹かれ合う不思議な関係
    【書き出し】そういえば今日の星座占いは最下位だった。
    です』
    ・『このお題で書いたRP絶対オリジナルになってしまう説』検証第二弾
    [更新履歴]
    23.10.22 ☆まで
    deliveryそういえば今日の星座占いは最下位だった。そんなトピックの期限も残り一時間を切った。時刻だけを素早く確認して消灯したスマホを黒いパーカーのポケットに仕舞い、リゾットは闇に呑まれた公園のベンチの上から、十数メートル先のマンションの明るく切り取られた玄関口を引き続きじっと見つめる。

    ここ数年で急速に開発が進んだ駅前の一帯は、真新しい美容室やチェーンの飲食店の新店舗、モデルハウスのような住宅と、良く言えば比してレトロで味がある外観の理髪店や中華料理屋や民家などが混在していた。
    新しく整備された片側一車線の広い市道と、一方通行ですら難儀する狭く古い道が交差する角にぽつんとある猫の額ほどの公園は、明らかに後者のグループだった。曲がり角に立ち並ぶ二本の銀色のポールの合間から中に入れば、日当たりの悪い敷地中央には、過度に湿った重い砂をたたえた砂場と錆びた滑り台が一つ。出入り口の側に唯一立つ街灯は時計付きだが、文字盤の上の針は静止している。敷地際、離して置かれた二基の朽ちかけたベンチからの眺めといえば、手前から、件の砂場と滑り台、見過ごしそうな手洗い場、手入れのされていない植え込みとポールと街灯、その向こうに歩道、広い車道、広い歩道、そのまた向こうに三棟並びそびえる高層マンションの低層階、そこで行き止まる。
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