#天童院椿生誕祭2015霜月隼「椿姫。お誕生日おめでとう」
天童院椿「ありがとう、隼。魔王様から直接祝いの言葉を賜るなんて、一介の魔女にすぎない私には身に余る光栄だわ」
隼「愛する姫のためなら、祝福の言葉ぐらいいくらでも紡いであげるよ。だから……」
椿「だから……?」
(不思議そうに小首をかしげる椿)
隼「だから、この祝福は、きみだけが受け取っておくれ」
(少し寂しそうに微笑む隼)
椿「……っ!」
隼「せっかくのきみのための……きみだけのための気持ちなんだから……ね?」
椿「ふふっ、そうね、ありがとう。嬉しいわ、隼」
(柔らかく微笑む椿)
隼「どういたしまして。では改めて……お誕生日おめでとう、椿姫。きみがこの世に生まれてきてくれたことに感謝するよ。これからの一年がまた、きみにとって幸多からんことを――」