赤面するメフィストが見たいメフィストが手紙の封をレターオープナーの鋭いナイフで切っている時にライトニングがノックアポなし乱入されてびっくりした拍子にズバッと指を切ってしまって、当の原因は一言二言メフィと言葉を交わすと嵐のように帰っちゃうんだけど、居合わせた燐が血を流すメフィを見て、メフィストの血ってちゃんと赤いんだなーって側に寄ってきてしみじみ言うから、貴方ねぇ私をなんだと……憑依体ですからね体は人と同じですよ、治癒は人のそれに比べて段違いですが、って話してる途中でハンカチが間に合わず血がポタポタ零れてしまい、チッて舌打ちした瞬間、燐がその手を取って傷から零れた血を舌でれろーっと舐め上げて、傷口も舐めるとちゅっと音を立てて唇を離す。突拍子もない燐の行動にぴっと肩を跳ねさせたメフィが驚いて言葉をなくしていることにも気づかず、げぇー錆臭えーぺっぺっと失礼なことを重ねるのでドッドッと騒ぐ胸元の服を掴みながら、な、何ですか一体……って言えば、いや色だけじゃなくてちゃんと味も一緒かなぁって思って……と言われ、だから人と同じだと……と呆れていたら付け加えるように、それになんか勿体ねぇなって思って……と言ってペロッと唇についた血を舐めとる様子を見て、赤面して欲しい。体液を舐めとる行為は悪魔のセッの際にする最上級の愛情を示す行為とかそんなんで、意図してない無意識なものだも理解してるけど予兆なく燐からされたから思わず顔が赤くなってしまい、お前なんで赤くなってんだよと怪訝そうに言われたら、いえ、ちょ、予想外というか……貴方からまさかされると思ってなくて……恥ずかしいのであまり見ないでください……。自分の筋書きとか予想から大きく外れたイレギュラーな事態にめっぽう弱いメフィと付き合っていない燐ちゃ。付き合っていないからこそ、そんな悪魔の擬似セッみたいな真似するわけないと100パー信じていたので、本当にびっくりして動揺したメフィ。