ベルにジェラる燐の話ベルという弟がいるんですがこれが焼肉好きで〜、ベルから誘われたのでちょっと食事に行ってきます、ベル貴方それどこで手に入れたんですか!?魔法少女と焼肉コラボ限定品ですけど!ベルは本当にちゃ〜まいいですねー気をつけるんですよー、電話口でベルと話すメフィストの声は心なしかワントーン高く楽しそうだ。そんな楽しいのなら俺じゃなくてベルと一緒にいた方がいいんじゃねぇの、とガキみてぇだと思うのになんだかもやもやして素っ気ないセリフが口から零れ落ちた。その気持ちに合わせて尻尾がパタッパタッと忙しなくソファを叩く。え、あぁいやぁ、そのベルは弟で……えぇ?ね、ほら、ベルと貴方じゃ全然違うじゃないですか。何が違ぇの、俺とお前もオトートで一緒じゃん。いえ、まぁそうですけど……何です?貴方まさか……嫉妬ですか?はぁ?違ぇし!タンタンタンタンッとソファを叩く尻尾に知らず力が込められる。全然違ぇし!なんだよ、てめ笑うなってマジで!ぶんぶん尻尾を振りながら含み笑いで楽しそうにするメフィストに怒れば、いやぁ愛らしいですねぇって感情ままに揺れる尻尾を見て言うから尻尾がピーン!と伸びた後ふるっふるっと機嫌良く揺れるから見んなぁ!って尻尾を握り締めて騒ぐ燐ちゃ。