カーテンを私は朝目を擦りながらカーテンを開ける生活をしたい。
なんて、私は別に思ったりはしない。
ドラマとか漫画でよくある、朝、おはようなんて言ってくれるパートナーもいなければ友達すら、ペットもいない。
カーテンを私は、最後にいつ開けたのだろうか。
ご近所付き合いもないおかげで、もう廃墟のようなこの家から人が出てくることもないだろうと勘違いしている近所の子たちもいるだろうと我ながら思う。
結構前に引きこもりになってから、ずっと家にいる。住み着いて住み着いて、泣きに泣いて、ほぼ食べなくて、生きるのに最低限の事をして、暗闇の中で唯一人。
寂しいが悲しくはない。
なぜなら、これは私の日常なのだから。
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