はねた
TRAINING前回書いたクコみつの続きです。色気ってなにかしらと考えていたらなんとなくラブラブみたいになって若干気恥ずかしい。
なんとなく連作になってるの、
あともうひとつ書いて終わらせたいと思ってます。
この回はちょっと箸休め。 2522
はねた
TRAINING前回と前々回のクコみつの続き、Rをつけるほどかわかりませんがちょっとその手の描写がなくもないので苦手な方はお気をつけください。前回前々回のガヤガヤ感はあまりありません。 2924
ゆちゅみう
SPOILER千利休がI LOVE YOUを訳すなら「貴方と飲むお茶が美味しい」なの凄過ぎて鳥肌立った(勝手な事言ってる)声がまた心の底からぐだを愛しく思ってくれてるのが分かるそれで凄かった…はねた
DOODLE前回の続き。クコチヒコさんと三成さんの可能性について考えています。
清少納言さんの秘密はなんだかもしかしたら史実らしくて、三成さんの逸話と親和性高いなとつなげてみました。
のちのこころにくらぶれば 食堂は混みあっていた。
なかには召喚されて三日のうちに見知ったものもちらほらとある。そのうちのひとり、槍を携えた武人に三成は清少納言のいどころを聞いた。
和漢典籍に通じる才女であれば、おそらくは友誼を結ぶ手立ても知っていよう。
先ほどクコチヒコに友の作法について学んでくると大見得を切った手前、断じて手ぶらでは帰れない。
よし、と三成はおのれを鼓舞するべくこっそり握り拳をかためた。
こちらは終生を戦に明け暮れた身、そもそも文華の道には暗い。平安貴族の風流を学べたならおそらくは今後の役にも立つ。なるほどカルデアも捨てたものではないなと、そんなことを考えつつ三成は教えられた方角へと足をすすめた。
食堂のなかほど、とりわけ賑やかなところがある。
5885なかには召喚されて三日のうちに見知ったものもちらほらとある。そのうちのひとり、槍を携えた武人に三成は清少納言のいどころを聞いた。
和漢典籍に通じる才女であれば、おそらくは友誼を結ぶ手立ても知っていよう。
先ほどクコチヒコに友の作法について学んでくると大見得を切った手前、断じて手ぶらでは帰れない。
よし、と三成はおのれを鼓舞するべくこっそり握り拳をかためた。
こちらは終生を戦に明け暮れた身、そもそも文華の道には暗い。平安貴族の風流を学べたならおそらくは今後の役にも立つ。なるほどカルデアも捨てたものではないなと、そんなことを考えつつ三成は教えられた方角へと足をすすめた。
食堂のなかほど、とりわけ賑やかなところがある。
はねた
DOODLEクコチヒコと三成が気になります。ふたりがカルデアに呼ばれていたら、というむにゃむにゃ時空を書きました。ちょっとクコみつ気味。
あいみての 床は掃ききよめられて塵ひとつない。
廊下はしんとしていた。白く光沢のある壁が両側にずらりとのびている。窓はなくて、そのかわり光も温度も一定に保たれている。
ひとの手によって整えられたそれらは三成にとって好ましいものだった。
カルデアに喚ばれてはや三日が過ぎた。
新邪馬台国とかいうかつての戦の記憶は頭の隅にたたまれたまま、この三日というもの茶々だの森だのはては利休だの、生前見知ったものたちにあちらこちらと引きまわされつづけた。親身といえば聞こえはいいが結局は酒の肴で、もとよりひと付きあいは得手でもないから酒宴ばかりでは気が滅入る。ようやくのこと抜けだして、どうにかひと心地ついたところだった。
休憩するべくあてがわれた自室に向かうところで、ふいと目につくものがある。
3321廊下はしんとしていた。白く光沢のある壁が両側にずらりとのびている。窓はなくて、そのかわり光も温度も一定に保たれている。
ひとの手によって整えられたそれらは三成にとって好ましいものだった。
カルデアに喚ばれてはや三日が過ぎた。
新邪馬台国とかいうかつての戦の記憶は頭の隅にたたまれたまま、この三日というもの茶々だの森だのはては利休だの、生前見知ったものたちにあちらこちらと引きまわされつづけた。親身といえば聞こえはいいが結局は酒の肴で、もとよりひと付きあいは得手でもないから酒宴ばかりでは気が滅入る。ようやくのこと抜けだして、どうにかひと心地ついたところだった。
休憩するべくあてがわれた自室に向かうところで、ふいと目につくものがある。
あたか
TRAINING2022夏イベありがとうの気持ちと今回でようやくどーまんをお迎えできたので練習兼雑ならくがき。選んだということでちらっとスルーズとリンド。ネットで見かける猫なDOMANも気になる可愛い 6凛夏 ナツ
MAIKING勝手にイベントの続きを考えているのです。オベロンリリィが主人公。最後はうっすらオベぐだ♀️にしたい。アークティックサマーワールド
『今回も壺にインした状態となった蘆屋道満、七つのエリアにそれぞれ一つずつ呪詛を仕込んだと自白。鬼一法眼は「放っておけ」と言い捨てるも、通りすがりの太公望は「放っておかないほうがいいと思うなァ僕は」とコメント』より。
魔法のツボ in道満「──もし、其処な御方。しばし、お時間頂けませぬか?」
「……きみ、なに?」
変テコな声がした。
日差しに焼けた砂浜。穏やかに打ち寄せる波。さくさくと浜辺を歩いていた少年は、呼び止められて顔を上げた。細くて小柄。年は十歳かそこら。肩で切り揃えた黒髪と澄みきった碧眼が、白い肌を彩っている。背中にはうっすらと透けた虫の羽が生えていた。
「ンンンソンン。これはこれは、大変お可愛らしい容姿でいらっしゃる。どうやら、『霊基ばぐ』なるものを起こしておられますな?」
少年の目の前にあったのは、壺だった。もう一度言おう。ツボである。半分砂に埋まった、茶色い素焼きの壺。あと、ちょっと不気味な声でしゃべる。
なぜか、ツボの口からはくるくるとした白や黒のゼンマイがいくつも這い出している。ゼンマイの先には小さな鈴がいくつもついて、ちりちりと音を立てていた。
1410「……きみ、なに?」
変テコな声がした。
日差しに焼けた砂浜。穏やかに打ち寄せる波。さくさくと浜辺を歩いていた少年は、呼び止められて顔を上げた。細くて小柄。年は十歳かそこら。肩で切り揃えた黒髪と澄みきった碧眼が、白い肌を彩っている。背中にはうっすらと透けた虫の羽が生えていた。
「ンンンソンン。これはこれは、大変お可愛らしい容姿でいらっしゃる。どうやら、『霊基ばぐ』なるものを起こしておられますな?」
少年の目の前にあったのは、壺だった。もう一度言おう。ツボである。半分砂に埋まった、茶色い素焼きの壺。あと、ちょっと不気味な声でしゃべる。
なぜか、ツボの口からはくるくるとした白や黒のゼンマイがいくつも這い出している。ゼンマイの先には小さな鈴がいくつもついて、ちりちりと音を立てていた。